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宗方姉妹

監督 小津安二郎
1950年

三村、生きている間はもちろん、死んでからも周囲を不幸にする男。インテリっぽいんだけど、プライドばっかり高い。
姉は生活のためにバーをしている割にちょいちょい京都やら神戸やら行って、新幹線もない時代で時間もお金もかかるのに店は?と思っていたけど、資産があるので働かなくても切り詰めればやっていけるらしい。だったら店の存続問題もそんなに深刻な話ではないよなあ。
妹は勝手であちこちひっかきまわす。なんなんこの娘?と思うけど、高峰秀子がかわいいから許す。
田代はいい人っぽいけど、優柔不断でいらっとする。あなたがはっきりしないから、こうなってるんじゃないの?

という感じでもやもやしながら観ていたら、三村が急死。これですべてまるくおさまるかと思いきや、姉が意味不明なこと言い出して、もやもやしたまま終わる。
私の理解力不足だと思うので、大佛次郎の原作も読んでみる。

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