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日常についてのあれやこれ

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日々感じたことを置いておきます。
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#ゆたかさって何だろう

春の用水路

春を知らせる音 地元の長野は冬が厳しい。その分、春が訪れることへの喜びが大きい気がする。田んぼの脇の用水路に流れる水の音を聞くと、『あ、春が来たんだな。』と思う。山の雪解け水がぐんぐん田んぼに入っていく様子を見ていると、『いよいよ今年も始まったんだな。』と思う。 昔、夜に用水路の脇の道を自転車で通ると、夜道が暗すぎて用水路に落ちそうになったことがあった。そのことを両親に話すと、『田植えが始まった田んぼにだけは落ちてはいけない。』と言われた。『農家の人たちの一年の労力が水の泡

雨樋から聞こえる音

見えない音 以前大学で環境音(フィールドレコーディング)についての授業があり、それ以来『音』について興味を持った。動いて見せてくれる映像とは違った『見えない』からこそ聞き手の想像力が掻き立てられて、ラジオのような親しみやノスタルジックな感じがあって、また純粋な音を身近に感じることができて面白いと思った。 日常生活で耳を澄ましてみると至る所で色んな音が鳴っている。人それぞれ心地よい音や不快な音などがあるけれど、写真のように思い出を記録するように音を録音してみたいと思い、様々な