俺は変われるのか【舌癌寛解近し②】
先日、舌癌術後再発治療から4年と半年後の診察を受けた。
診察を受ける病院は福島県にある。
東京下町生まれ育ちの私には福島県は縁もゆかりもないが、約5年も通っていると第二の故郷のようになっている…ちょっと大袈裟か。
再発治療後の経過観察は、再発治療の主治医にもれなく診察をして頂いていたが、今回の診察は、主治医が学会に出席する為に代診の医師に診てもらう事になっていた。
その代診の先生だが、なんと私の動注化学療法を担当して頂いたIVRの若先生であった。
事前にMRIを撮っているので、診察はMRI画像を見ながらとなった。
「画像上では異常はみられませんね。リンパ節も問題無さそうですし、壊死が発生していた中咽頭も大丈夫そうです。」
自分でもわかってはいたが、改めて医師に異常無しと告げられると安心する。
「再発治療から間も無く5年となりますが、次回の診察はどうされますか?」
私「私としては、5年という区切りをあまり考えず、今後も診察を受けていきたいです。」
「わかりました。忘れていると思いますが、私としては久々にお会いして、これでサヨウナラは寂しいですからね。」
私「私の動注化学療法をして下さった先生を忘れるなんてとんでもありません。治療をして下さった事は昨日の事のように覚えております。
こうして元気にして下さった事、大変感謝しております。改めてありがとうございます。」
「覚えて下さっていたんですね。私も覚えておりますよ。元気になられて本当に良かったですね。」
久々の再会に胸が熱くなった。
感謝しかない。
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