キャスター クー・フーリンオーディン説の纏め

 初めましての人は初めまして。いつも読んでくれている方はいつもありがとうございます。おらふと申します。キャスニキオーディン説について自分なりにざっくりと纏めてみました。かなり軽く纏めただけの個人の与太話・考察ですので、ふ~んという感じでお読み下さい。

怪しいポイント一覧

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真名を名乗らない

まず初めの疑問点、召喚時に真名を名乗らないという時点で怪しい。

召喚時に記憶を有している

そして、召喚時に「ああ アンタらか前にあったな」と発言している。特異点Fの記憶を有しての召喚と考えられる。

(アーラシュが蒼銀の記憶を有しているぽいなどの事例もあるので、カルデア式召喚によるものなのか、また別の理由があるか断定は不可能)

特異点Fのキャスターはそもそもクーフーリンではない

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 冬木の聖杯戦争のキャスターはそもそもクーフーリンではなく、ソロモンであった。また、第五次のキャスターは言うまでもなく、メディアである。特異点Fはデータがコリジョンした結果と明言されているのでそこが関わると思われる

終わらないゲーム

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これもまた、詳細不明だが、特異点Fの謎と関係するであろう。(ここでは特異点Fに関する考察はなくなく割愛させていただく)

最終再臨の2匹の狼

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オーディンは2匹の狼をかっている。ゲリとフレキである。

ここにクーフーリンなんていない発言

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空の境界コラボイベントにおけるキャスタークーフーリンの発言。一応ギャグとしての扱いになるのであろうが、「ここにクーフーリンなんていない」という発言が、オーディン説をとる上でスルーできないものなる。

マテリアルの宝具

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オホド・デウグ・オーディン

キャスニキの宝具の1つ。マテリアルにおいて、「オーディンから制限をかけている可能性がある──────が、詳細についてはここでは不明としておく。」

北米版の絆礼装

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 北米版FGOのキャスニキの絆礼装がyggdrasil Tree となっている。ユグドラシルは北欧神話における世界樹である。ユグドラシルのyggとはオーディンの別名をさしており、ユグドラシルの原義は「オーディンの馬」であるという説がある。 また、ユグドラシルはトネリコの樹である。そもそもケルトのドルイドはトネリコの樹を用いていた為、キャスニキがドルイドである以上、トネリコを使用しているのは当たり前であるが、英語名がユグドラシルと明言された事により、一気に怪しくなった。

北欧フィールドにいる

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ナチュラルに北欧のフィールドにキャスニキがいる(怪しすぎるだろ!)

特異点Fのメモリアルクエストで唯一クラス名のみで真名がない

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メモリアルクエストにおいて、キャスニキのみ「キャスター」とのクラス名で配置されていた。(怪しすぎるだろ!)

バレンタインで人理再編発言

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バレンタインで、人理焼却だの人理再編だの…と発言している。かなり前から人理再編を知っていた事が伺える。

ハロウィン以外は祭りに参加しないと公言→今年はハロウィン年にするわよ!(エリちゃん)

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同じくバレンタインの受け取りにて。ハロウィン以外の祭りは特に参加しないとの発言をしているが、2021年1月現在、鎌倉イベントでエリちゃんが登場し、2021年は春夏秋冬ハロウィンにすると公言した

よって、今年キャスニキが出るのは自明である。(ハロウィン復活はギャグに見せかけた伏線。令和3年度になってハロウィンが復活したのは3度洛陽を迎えても に対するネタであり、今年のハロウィンは666に対する伏線であるがここでは割愛)

2019バレンタインでキャスニキが読んでる本「北欧の美しき山々」

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バレンタインのフリクエにて、キャスニキが登場、その際読んでいた本が北欧に関する本であった。

・英霊華像

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ナチュラルにトネリコを押している。上記の通り、世界樹ユグドラシルはトネリコである。

シグルドからのマテリアル

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貴殿がクーフーリン殿か…ふむ?と意味深の発言。

槍ニキ「霊基の半分がない」「術のオレなんているのか!?」

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スカサハの幕間より。槍のクーフーリンは本来の力を出せてないという。その理由は霊基の半分がないからだとか。つまり残り半分がキャスニキである可能性がある。また、槍のクーフーリンはキャスニキの存在を知らない。

これに対してマシュが、複数のクラスに別れてる事により、より力が半減しているのでは?と考察していたが、クーフーリン以外のサーヴァントでは見られない現象である。キャスニキは、霊基を保つためにオーディンの要素が混ざってるのかもしれない。(鎌倉イベントで、景清が義経と融合したように、善意のオーディンがクーフーリンを主体として取りついてる可能性を指摘したい。)

2部後期op

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2部後期のOPに登場している。LB6での登場が期待されている。LB6ではケルト組の登場がほぼ確

終局特異点にこない

特異点Fが終局特異点に来ていない。また、奈須きのこが隠れてTwitterアカウントをやっていた際、特異点Fは忘れた頃にやってくるとのツイートをしていた為、特異点Fの謎が関わるのは明らか。(奈須きのこのTwitter:奈須きのこがシャンピニオン-フランス語できのこという意味-という名前でTwitterをやっていた事件。鍵垢でも何でもなく、名前もモロであり、関係者以外知らないはずの、強化される予定のサーヴァントの情報や裏話を大っぴらにツイートしていた為、発見された。現在当該アカウントは削除済み。しかし、明らかに最近の言動からしてTwitterにいる事が推測される。奈須きのこのTwitterというワンピースを探す大海賊時代か?)

影郷の武錬(修練の時の召喚)orゲイボルグ(修練後の召喚)がないクーフーリンなんて本来有り得ない

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FGOACにセタンタが実装。セタンタのプロフィール3にて、セタンタは「影郷の武錬」というスキルを保有しているが、これは修行時代の召喚だから。修行が終わったあとならば、このスキルではなく、宝具「ゲイ・ボルグ」を所有することとなる。

そのため、このスキルorゲイボルグを持っていない召喚は本来有り得ない という文章が掲載された。

リヨ絵の場合、プロトや槍、オルタニキの鼻の形は一致しているのにキャスニキのみ、鼻の形が明らかに違う

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明らかに違う

賢くなっている発言

オーディンは片目を失った代わりに、知恵を得ている。また、キャスニキの立ち絵でフードを被ってる時、片目が見えていない立ち絵が意図的に感じられる。

なぜキャスニキ=オーディンなのか

原初のルーン

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原初のルーンはオーディン由来のものである。

太陽神ルー→メルクリウス→メルクリウスはオーディンの別名

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クーフーリンは太陽神ルーの子供である。そして、この太陽神ルーはカエサルのガリア戦記によれば「メルクリウス」という名前で記載される。そして、この「メルクリウス」という神性はオーディンの別名とする場合がある。よって、クーフーリンは、ルー=メルクリウス=オーディンという過程を得ることで、オーディンと関連する。(鎌倉イベでカエサルが出たこと自体が伏線)

ゲイボルグのオリジナルはグングニル

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FateSNのアーチャーの発言。

ランサーvsアーチャーにて、ゲイボルグを受けたアーチャーが熾天覆う七つの円環で受けた際に、「君のそれは、オリジナルの大神宣言を上回っている」と発言。グングニルがゲイボルグのオリジナルである事が指摘されている。

ブチ切れたクーフーリンの伏線

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これらを踏まえた上で、ブチ切れたクーフーリンという存在の言及が最近行われたことと合わせてみると、オーディンの語源は「狂気な者」もしくは「激怒した者」とされる。

本来ならバーサーカーで召喚されるクーフーリンはブチ切れたクーフーリンであると明言されているので、狂気な者、激怒した者どちらとも当てはまる。

そもそもオーディンとは

北欧神話の主神であり、嵐の神でもある。

知恵と死と戦争と魔術の神様。

ユグドラシルの根元にあるミミルの泉を飲み、知恵を手に入れ、その代償に片目を失う。ルーン文字を得るためにグングニルで己をつきさし、ユグドラシルで首を吊る逸話も存在する。

スレイプニルという8本足の馬をかい、フギンとムニンというカラスを世界に放つ事により、情報を得ている。足元にはゲリとフレキという2匹の狼を従えている。

黒いローブを着た老人の姿で描かれることが多く、主神であるが故に逸話には事欠かない。ヴァルハラにて戦士の魂をワルキューレたちに集めさせる。最終的にはラグナロクにてロキの子供のフェンリルという狼に食われる。(あまり知られていない話だが、フェンリルはサーヴァントとして登場している。Fate/EXTRA last EncoreのドラマCD尼理ミサオが召喚したサーヴァントはライダー ヴァナルガンドである。ヴァナルガンドとはフェンリルの別名である。)

※ウルトラ余談 最近八岐大蛇や、素戔嗚尊、ヴリトラ、源頼光、インドラなどと、嵐の神様と8つの首の話が多いのは、実は嵐の神と8本足のスレイプニルに対する伏線でもあったりするのだろう(これらの解説はNoteの別記事及び著者のTwitterなどで発信中)

型月のオーディン

1991年の聖杯戦争においてブリュンヒルデを派遣。

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666の影が濃いLB6において、オーディンの関与は道理がある

セファールの欠片を利用してワルキューレを制作

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→セファールについてはFate/EXTELLAを参照のこと。その欠片を利用してワルキューレを制作したことが示唆されているため、アルテラとブリュンヒルデの仲となる。

・LB2にてフギンとムニンを派遣し、カルデアを導く

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→めっちゃ優しい。LB2にて上空を飛んでいたカラスはオーディンの遣いである。

〜余談というかなんというか〜

元々、奈須きのこ及び武内崇は北欧神話に関してとても熱烈な愛があるようである。FateSN(2004年) 月姫(2000年)発売以前、TYPE-MOONが「竹箒」というサークルだった頃、武内崇は「Valkyria」というオリジナル漫画の同人誌を発行。シリーズものであり、名前通り、北欧神話とワルキューレをメインテーマとしたものである。そのシナリオに奈須きのこも関わったことが同人誌内で見受けられる。又、竹箒以前に奈須きのこが制作したTRPG「鉄の紋章」の中身に、「魔剣 太陽剣 グラム」との記述や、グレムスルトなどの北欧神話をベースとした内容が見受けられた。鉄の紋章はガチの未公開であるため、断片的な情報しかないが、おそらく北欧神話をモチーフにしたのであろうと考えられている。

(めっちゃ余談だが、獅子王、羅刹の王、対粛清防御 やブリュンスタッドなどの単語もこの鉄の紋章から存在する単語である。 きのこのお気に入りだと思われる。これさえ読めればめちゃくちゃ謎が解けそうなのに…悔やまれる。)

まとめ

 以上がとてもざっくりとしたキャスニキに関するオーディンまわりの伏線や与太話である。小一時間で思いつく限り纏めただけの記事であるので、解説もそこまで詳しくないし、おそらく、ここに記載されていない内容も数多く伏線としてばらまかれているだろう。(多分、記事公開後に思い出す伏線とかもあるかも)キャスニキがオーディンの要素をもつ事はほぼ確定なので、登場が期待されるので早くLB6実装されないかな… お読みいただきありがとうございました。

参考文献

※敬称略。
池上良太『図説北欧神話』新紀元社 2007年
谷口幸雄『エッダ-古代北欧歌謡集-』新潮社 1973年
海野弘『ヨーロッパの図像 神話・伝説 おとぎ話』パイインターナショナル 2013年
ヴィルヘルム・ラーニシュ著 吉田孝夫翻訳 『図説 北欧神話の世界』八坂書房 2014年
杉原理恵子『いちばんわかりやすい 北欧神話 』 実業之日本社 2013年
山村静『北欧の神話』筑摩書房 2017年
池上良太『図説 ケルト神話』新紀元社 2014年
マイケル・ケリガン著 高尾菜つこ訳『図説 ケルト神話 伝説物語』原書房 2018年

※これ以外にTYPE-MOON作品及び竹箒以前の作品などを参考にした。

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