見えない世界

ダイアローグ・イン•ザ•ダーク
というものに行ってきました。

暗闇の中で視覚以外の感覚で物を体感しコミュニケーションをしながら進む体験型のエキシビションで

秋の東北への旅というテーマで、芝生の柔らかい感覚や、落ち葉を踏む感触と音を聞いて進み
電車に乗り田舎のおじいちゃんの家におじゃまし、飲み物屋さんにもいくという世界を白杖を持って全て暗闇の中で体験していきます。

参加者の人達と
こっちです!
〇〇しゃがみます!
皆さんどちらに進みますか?
などコミュニケーションをとりながら進んでいく。
はじめましての方達と声を掛け合い、時には手を取り合い進んでいきます。

はじめは暗闇で全く見えないため、見えない恐怖で進めない…という気持ちになったけど
足や手で触れて感じ、声や音を聞いて進むにつれ最終的にはめちゃくちゃ楽しんでました。

小学生のお子さんも参加しており、大人の5人の中に1人だけ子供だったので、
始まる前はお母さんの横でべったりモジモジ誰とも話さないという感じでしたが、

体験中はめちゃくちゃ楽しそうにしていて、子供は感覚が鋭いので暗闇に慣れるのが早いそうで、ズンズンと1人先に進み皆を先導してくれてました。少年の楽しそうな声を聞いて参加者皆、楽しそうで良かったーと和んだ気持ちになりました。

暗闇の世界を体験後、少し参加者の皆さんとディスカッションをしたのですが

何が楽しかった?

という質問をされた少年は暗闇の中での皆に話しかけ楽しそうにリードしてくれた彼から体験する前のモジモジくんに戻って恥ずかしそうにお母さんを通して感想を言ってくれました。

その少年の変化をみて、
他の人の顔が見えない、自分も皆から見えないという状況が彼を解放してありのままでいれたんだ!と

見えない世界の大変さも学びましたが
見えない世界によってありのままでいられるという事も改めて学び。

とても楽しく、新しい世界を体験しました。


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