【六畳間人生】深夜のテンションって怖ェ【エッセイ的ななにか】
夜中の9時。辺りは当たり前だが静まり返っている。やることもないので、万年床に転がりながら私のこれまでの15~6年感を振り返ってみた。
社会的に有為な人材になるためのステップは踏んだつもりだ。
一つ、学問への精進。あれおかしいな。教科書を開いてみたが25頁で思いっきりうちのめされたぞ。これはおかしい。二つ、異性との交際。あれれおかしいな。母や担任以外の異性と話したことないぞ? あ、一人いる。保健室の先生だ(アウト)。これは死活問題だ。三つ、肉体の鍛練。はい来ました、肉体の鍛練。問題ない!! なぜなら私はバトミントン部ッ!! ぺらりと寝巻きをめくるとそこにはたるみまくった腹が一つ。おかしい。
何一つできていないじゃないか。
マージか、なんて考えながら高尚な趣味『ドットピクト』を開始した。これは揺れに揺れた心と腹から逃げるための行為ではない。
そして出来たのが此方である。
自己愛激しすぎね? そして色使いのセンス!!
能ある鷹は爪を隠すという。恐らく私はその延長線上にいる。そう、爪を隠しすぎて所在を見失ったのだ。
時計は既に夜中の2時を過ぎていた。深夜テンションでの執筆は何度も阿呆をみただろう。それなのに私はこんなものを書き上げた。
( ※スクショはつい先ほどのものです )
昼飯を食いながらアプリを開き『勇者につける薬はない!』というフォルダを開いた。
―――気色悪い主人公が爆誕していた。
ちなみに衿種一恵は『エリクサイッケイ』と読むのだが……ああ深夜の私よ深夜の私よ。なにゆえこんな悪行を。残りの半生、顔をさめざめ朱に染めながら生きろというのか。
それはあまりに苦行ではないのか!
こんなことをしでかす深夜テンションの神には詰問する必要がある。神を出せ。