PS5はなにを“Create”できるのか?【フリーテーマ】

 先日発表された、PS5の新コントローラ“DualSense(デュアルセンス)”。ライトバーの位置が変わり、コントローラ自体にマイクが内蔵されるなど“DualShock 4”からいろいろと新しい試みが盛り込まれています。“DualSense”の詳しい話はPlayStation.Blogに掲載されているので、こちらをご参照あれ。

 ここで書かれているなかでも、とくに気になったのがDualShock 4の“SHARE”ボタンとほぼ同じ位置に配置された“Create”ボタン。今月のフリーテーマでは、根拠のあるものないものを含めてPS5でなにがCreateできるかの予想を書いていきましょう。

 さて、本題に入る前にここで宣伝。2019年のゲームライターマガジンから「今月のトークテーマ」記事106本をセットにした「単行本版」を販売中です。お値段は少し具が多めの牛丼と同じくらいの480円。真面目な話からジャンクフードのような記事まで、頭の栄養になったりならなかったりする記事がそろっています!

SHAREできるのは、ほぼ間違いなし

 PS4ユーザーにとっては今更感の強い話ですが、PS4には“SHARE”機能と呼ばれる機能が搭載されています。これはPS4でのプレイ体験をSNS上などで共有する機能。スクリーンショットやビデオクリップを撮影してアップロードする、プレイ中のゲームを生配信する、同じ画面を共有してシェアプレイをするといったことがPCなどを使わずPS4だけで行えます。

『MINECRAFT』のビデオクリップをTwitterにあげるとこんな感じ。そして、ゲーム画面を撮影したり、撮影したものをアップロードしたりする際に使うのがSHAREボタンというわけです。DualSenseでは、このSHAREボタンがなくなりCreateボタンが用意されています。ただ、上のPS Blog上にCreateはSHARE機能の好評を受けて作られたものとあるので、CreateにSHARE機能が内包されているのはほぼ間違いなし。PS4でSHAREボタンを使ってできたことは、PS5でも変わらずできるのでしょう。

CreateのヒントはPS4にありそう

 では、SHAREとCreateがまったく同じ機能なのか? と言ったらそれはないはず。まったく同じ機能なら名称を変えずに「PS5でもSHARE機能とSHAREボタンを用意しました」とアピールしたほうがわかりやすいのですから。CreateはSHARE+αの機能を備えていると考えるのが自然です。ここで気になるのは、SHARE機能になにを足してCreateと呼ぶのかですが、自分はCreateには「SHAREfactory」の機能がまず足されるだろうと考えています。

 SHAREfactoryは、ビデオクリップの編集をPS4上で行える無料アプリ。PS4のキャプチャーギャラリーではできない細かなトリミングや、ビデオクリップ上への文字の挿入などが行えます。

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 また、複数のスクリーンショットを並べて1枚の画像にしたり、スクリーンショットビデオクリップ問わずエフェクトをかけられたりと、簡単な編集ソフトくらいの機能は備えています(下は『ドラゴンズドグマ オンライン』でダメージ検証用に作った画像)。

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 基本的な使い方を覚えれば

 上のビデオクリップを

 こんな感じに数分で、しかもPS4上でできると便利なツールです。PS4のSHARE機能を使うならダウンロードしておいて損はない逸品。使おう! SHARE factory!! 

 そんな宣伝は置いておいて、SHARE factoryの機能がCreateに盛り込まれるだろうと考えているのは一応ふたつほど論拠があります。ひとつは、単純にSHARE factoryがSHARE機能を拡張させるアプリだということ。そしてもうひとつが、SHARE factoryが配信されたのが2014年の4月だということです。
 2013年11月に海外で発売、日本では2014年2月に発売されたPS4。その一機能を拡張させるアプリが2014年の4月に配信されたというのがどうにも中途半端に思えます。PS4に盛り込みたくて間に合わなかった、もしくはPS4ユーザーにSHARE機能がどれだけ受け入れられるかが未知数だったから開発を遅らせた。そんな機能がSHARE factoryとしてあとからリリースされたのなら、PS5では別途アプリをダウンロードすることなく使える機能になっていてもおかしくはないでしょう。

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