今宵もハイボールを片手に

さようならも、こんにちはもそれ以外の雑多な空気や出来事がすれ違う交差点。

少しはクリーンになったであろう排気ガスもやっぱりまだまだむせる。

足を止めてみたら自分以外の人は忙しそうに足取りしている。

みんな目的や行き先があるから追われているのかもしれない。

守ってみた信号も誰からも褒められる事は無いけれど

自分がその場に留まる理由にしてみたりして。

きっとこれからも誰からも褒められることはないけれど誰かに見られているかもしれない事を信条にして規則をなぞっていく。

誰かと目が合っても目が合わなくてもそこには自分がいる。

立ち止まれているからこそ自分を見つめ直すことができるのかもしれない。

今日は帰ったらハイボールを飲もう。明日の自分にほどほど期待をして。

今宵もハイボールを片手に。