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1プレイで上級者と分かるプレイ|QQ vs JTs vs KJo|テキサスホールデム|ポーカー データベース

今回の記事は、888poker WPT 500 London Aspers Casino Final Table 2018の1ゲームを紹介します。( @here )

テーマは、「フロップでセット完成したときの戦略」です。

ブラインドは、60K/120K/20Kです。

<プリフロップ>

ハンドがJTsのKEVINは250Kのレイズを選択します。

JTsでレイズ?と思うかもしれませんが、JTsはスーコネかつブロードウェイでもありとても便利なので、プレイヤーからは重宝されてます。

一方、ハンドがQQのGETNETはコールを選択します。

QQをコールで入るのは上級者です。

やはり、GETNETはただものではございませんね。

また、ハンドがKJoのRICHARDは、コールを選択しました。

こちらも、ギャップコネクターですが、ブロードウェイハンドです。

プリフロップでの勝率は、KEVINが14.3%、RICHARDが24.8%、GETNETが59.7%です。

それにしても、ロイヤルな方々がたくさんお見えになられるプリフロップですね。笑

<フロップ>

キャプチャ

フロップのカードは、Q♢、T♣,8♣です。

なんと、GETNETはセットを完成させます。

プリフロップでQQをコールで潜っているので、大きなバリューが得られる気配がします。

ガットショットストレートドローのRICHARDはチェックを選択します。

TヒットのKEVINもチェックを選択します。

ここで、インポジションのGETNETは、ポット970Kに対し、275Kのベットを仕掛けます。

ベットサイズはポットの28%です。

2人がコールすればオッズは6倍です。

必要な勝率は約16%。

フラドロの勝率は36%なので、もしRICHARDかKEVINが♣を2枚持ってたらオッズに合うので、コールしてしまいます。

また、ストドロもコールするでしょう。ガットショットストレートドローでもドロー率は16%と、コールできてしまいます。

つまり、上記からわかることは、「GETNETはスロープレイを選択した」ということです。

ターン、リバーで♣やストレートのカードが落ちないことに賭けたのです。

賭けたといっても、ただのギャンブルをしたわけではありません。賭けをサポートするのが、フルハウスの可能性です。

計算機によると、この状況で、GETNETがフルハウスをドローする確率は29%と算出されます。

結構、多いですね。

つまり、汎用的に考えると、フロップでセットを完成した場合、フルハウスになる確率は29%ということが言えます。

覚えておくといいでしょうね。

もしかしたら、GETNETはここまで予想してのスロープレイを選択したのかもしれません。

さて、ゲームに戻ります。

GETNETのベットに対し、RICHARDもKEVINもコールを選択しました。

フロップでの勝率は、KEVINが0.1%、RICHARDが24.9%、GETNETが72.3%です。

ターンはいったいどんなカードなのでしょう。

<ターン>

ターンのカードは、7♢でした。

ボードに絡まないカードですね。

GETNETは、ストドロされるのを免れました。

RICHARDはチェックを選択します。

同じく、KEVINもチェックを選択します。

GETNETのアクションは、なんとチェック。

スロープレイを貫きます。

肝が据わってますね。

まあ、ここでベットしてもあまり意味のあるベットにはならないでしょう。

ターンでの勝率は、KEVINが0%、RICHARDが19%、GETNETが81%です。

<リバー>

リバーのカードは、3♢です。

なんと、逆に♢のフラッシュの完成がありうる状況になってしまいました。

RICHARDはフラッシュを警戒し、チェックを選択します。

KEVINもチェックを選択します。

GETNETは、バリューを上げる必要があるので、ベットを選択します。

RICHARDもKEVINも、チェックで回したので、フラッシュが完成している可能性は少ないと予測できます。

GETNETが、ベットを仕掛けてバリューを上げる行動は合理的です。

ということで、GETNETはポット1795Kに対し、350Kのベットを仕掛けます。

RICHARDは、Kドロー・ストドロ失敗ということで、フォールドを選択します。

KEVINのアクションです。

KEVINは、セカンドヒットです。コールすべきでしょうか。

これ結構、難しいです。


それでは、KEVINの立場にたって、GETNETのアクションを整理してみましょう。

1. プリフロップは、コール

2. フロップはオープン

3. ターンはチェック

4. リバーはオープン

なかなか変則的ですね。はたから見ると一貫性がないように思ってしまいます。ストーリーだけ見ると、人に依っては、金額も小さいことですし、コールしてしまうのではないでしょうか。

フロップでヒットした感じは読み取れますが、その後、バックドアフラッシュを完成したようにも見えます。

ここで重要なのは、最後のリバーベットをブラフと読むかですね・・・。

KEVINのスタックは2400Kと、6位につけていました。

まだ、上位に食い込むことも可能なスタックです。

ここで50:50のギャンブルに賭けるよりか、確実に勝てるチャンスを待ち、ダブルアップを目指す方が望ましいです。

スタックを考慮すると、フォールドすることが望ましいでしょう。


KEVINはフォールドしました。

これは、ナイスフォールドです。


GETNETが勝利し、1250Kを獲得しました。

ここで、GETNETがチップリーダーに躍り出ます。


GETNET、強い。1プレイでわかりますね。



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