スーパーコール|T2o vs A3o|テキサスホールデム|ポーカー データベース
今回の記事は、888poker WPT 500 London Aspers Casino Final Table 2018の1ゲームを紹介します。( @here )
テーマは、「スーパーコール」です。
ブラインドは、150K/300K/50Kです。
<プリフロップ>
ハンドがT2oのGETNETはレイズ650Kを選択します。
チップリーダーのGETNETは無双状態です。比較的勝率が低いハンドでレイズで入りました。
一方、ハンドがA3oのGARYはコールを選択しました。
スモールAXは、フロップでAヒットができれば御の字、ストレートも狙えます。
プリフロップでの勝率は、GARYが64%、GETNETが36%です。
<フロップ>
フロップのカードは、A♠, 6♠, 9♠です。
なんと、ボードは♠のモノトーンです。
しかも、Aも落ち、GARYはトップヒットしました。
GARYはチェックを選択します。
ここで、GETNETが仕掛けます。
ポット1650Kに対し、750Kのベットを仕掛けました。
ポット約50%のコンティニュエーションベットです。
ナイスベットです。
GETNETは、♠を1枚所持しているので、セミブラフとなります。
ターン・リバーで♠が落ちればフラッシュを完成します。
ベットに直面したGARYは、コールを選択します。
相手の手の内を知っているかのような冷静な判断です。
おそらく、GETNETがブラフであることをすでに読んでいるのでしょう。
フロップでの勝率は、GARYが62.1%、GETNETが34.3%です。
<ターン>
ターンのカードは、J♡です。
GARYはチェックを選択します。
それに対し、GETNETは、ポット3150Kに対し、1000Kのベットを仕掛けます。
ダブルバレルです。
これでGARYが降りてくれないとGETNETは追い込まれます。
GARYは長考します。
コールするべきなのでしょうか。
ここで、コールするべきかを少し定量的に分析してみましょう。
GARYが懸念しているのはリバーで♠が落ちることです。
なぜなら、万が一、GETNETが1枚♠をもっていたときにフラッシュが完成してしまうためです。
しかし、リバーでスペードが落ちる可能性はアウツ9枚と考えると、18%しかありません。
逆に言えば、非常に単純に考えると8割近くは勝つ可能性があります。
オッズが5倍となっているため、必要な勝率は20%と考えると、
十分コールするのに値する場面なんですね。
GARYはコールを選択しました。
ナイスコールです。
上記を踏まえると、よっぽどタイトなプレイヤーに対して以外は、ダブルバレルもあまりやらない方がいいですね。
ターンでの勝率は、GARYが79%、GETNETが21%です。
<リバー>
リバーのカードは6♢です。
2枚目の6が落ちました。
6のトリップスのブラフも有効です。
GARYはチェックを選択しました。
これに対し、GETNETは5150Kのポットに対し、3000Kのベットを仕掛けます。
トリプルバレルです。
なんと三度目のブラフをぶちかましました。
絶体絶命です。
スタックの40%以上を失いかねない危険な賭けです。
これには、GARYも長考します。
GETNETは、プリフロップからリバーまですべて強気で一気通貫しているからです。
これをコールするにはなかなかの勇気がいます。
GARYはGETNETに何か話しかけています。
その後、コールを決断しました。
GARYの勝利です。
GETNETは、ブラフがバレて、苦笑いしております。
GARYとGETNETは何を会話したのでしょうね。。。
何かしらのテルを読み取ったのでしょうか。
だとしても、GARYはフロップから自分の直感を貫き通したのは賞賛に値します。
すべてスーパーコールでした。
お見事です。
このゲームにより、チップリーダーのGETNETのスタックは、44%減となりました。
ここでGARYがチップリーダーに躍り出ます。
このプレイで学べることは、ボードテキスチャーがモノトーンだからといって、安易にブラフをすると、GETNETのように辻褄を合わせるために、ターンやリバーまでブラフを貫き通さないといけないので、注意する必要があるということです。
モノトーンほど、落ちてほしくないアウツは簡単に計算できるので、単純計算するとコールできてしまうんですね。
私も気をつけます。
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