A9s vs ATo|テキサス・ホールデム|ポーカー・データベース|ポーカープロはリスクを侵さない
今回の記事は、WSOP2016の1ゲームを解説します。
テーマは、「ポーカープロはリスクを侵さない」です。
ブラインドは200K/400K/50Kです。
<プリフロップ>
UTG(アンダー・ザ・ガン)からSMITHは、1000Kのレイズをします。
かなり強気ですが、ハンドはA9sです。
大きなベット額に、次々とフォールドしていく、プレイヤーですが、
ALDEMIRの動きが止まりました。
ハンドAToで、コールです。
それぞれの勝率は、SMITH26%、ALDEMIRが64%です。
キッカーが1違うだけで、ここまで勝率が変わってしまうのですね。
<フロップ>
フロップは、Q♡・Q♢・J♡です。
なんと・・・・ピクチャー揃い・・・・
ALDEMIRはKが落ちれば、Aハイのストレートが完成します。
しかし、アーリー・ポジションであったALDEMIRは、SMITHがQやJを
持っていないか、確認する必要が有ります。
ここで、リスクは冒さないのです。
ALDEMIRはチェックをしました。
SMITHが勝つためには、ターンとリバーで♢がでることか、
ブラフをすることです。
SMITHは、チェックを選択しました。
おそらく、ALDEMIRがQ、Jを持って潜っていることを警戒しているのでしょう。
<ターン>
ターンは、J♣です。
なんと、チョップの筋が見えてきました。
リバーでKが落ちない限り、チョップです。
どちらかがベットをすればフォールドする状況です。
ですが、両者チェックをし、セーフティ・ファーストを選択します。
<リバー>
リバーは、6♠です。
両者、ブラフをせずに、チェックで終えました。
結果、チョップです。
この1ゲームでわかるのは、プロのポーカープレイヤー達は、
ブラフをして決着をつけるよりも、チョップでショー・ダウンを選択するということです。
スタック的に言うと、残りのチップは、ALDEMIRが7000Kで、
SMITHが25300Kなので、SMITHの方が圧倒的にスタックで有利であるし、
レイト・ポジションであるので、ハーフ・ポットのレイズでも相手は降りたと可能性もあります。
皆さんは、チョップかブラフ、どちらを選びますか?
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