バブルファクター|QQ vs AKo|テキサスホールデム|ポーカー データベース
今回の記事は、888poker WPT 500 London Aspers Casino Final Table 2018の1ゲームを紹介します。( @here )
テーマは、「バブルファクター」です。
ブラインドは、100K/200K/25Kです。
<プリフロップ>
ハンドがAKoのGARYは455Kにレイズします。
一方、ハンドがQQのCHARLESは4225Kのオールインを選択しました。
他のプレイヤーは、フォールドを選択します。
GARYは、長考します。
一般的にAKは投機的なハンドの一つで、プリフロップでもオールインを選択するプレイヤーが多いです。
下記のように、実際、視聴者にアンケートを取ってみたところ、別のゲームですが、AKでオールインやオールインコールを選択する方がほとんどであることが示されています。
さて、GARYはどうするのでしょう。
なんと、フォールドしました。
これは一体どういうことなんでしょうか。
このフォールドは、「バブルファクターが上昇している」ことで説明がつくと思います。
バブルというのは、経済学のバブルとはちょっとニュアンスが異なっており、
ポーカーでのバブルは、トーナメントの終盤で起こる、ある現象のことを指します。
トーナメント終盤では入賞すればお金がもらえるラインがありますよね。
よく、ポーカープレイヤーは「インマネする」といった言葉を使います。
そのインマネを争って、戦略が変わることがあるのです。
それが、バブルという現象です。
例えば、極論、ハンドがAKだとしても、全てフォールドすればインマネするとしたならば、インマネを目標とする方々は、全てフォールドする戦略を選びます。
つまり、トーナメント終盤では、序盤に比べ戦略に大きな影響を与えてしまう。
これがバブルなのです。（これを指数として表したのがバブルファクター）
これはファイナルテーブルでも同じことが言えると思ってます。
順位が1つ異なるだけで、数百万円変わる世界です。
しかも、GARYは暫定1位、堅く勝負したほうが、1位を維持し続ける可能性が高いです。
ここで、スタックの半分をすり減らせて、下位に落ちるか、2位と大差をつけるかのギャンブルをするよりも、
彼は、堅く勝負することを選択したのです。
GARYの勇気あるフォールドに、私は褒めちぎりたいと思います。
みなさんは、この状況で、どのようなアクションをしますか？
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