ローボードの戦い方|JTo vs 95o|テキサスホールデム|ポーカー データベース
今回の記事は、888poker WPT 500 London Aspers Casino Final Table 2018の1ゲームを紹介します。( @here )
テーマは、「ローボードでの戦い方」です。
ブラインドは、150K/300K/50Kです。
<プリフロップ>
ハンドが75oのCHARLESはコールを選択します。
オフスートギャップコネクターです。
一方、ハンドが87oのGETNETはチェックを選択しました。
オフスートのコネクターです。
プリフロップでの勝率は、CHARLESが23.8%、GETNETが62.6%です。
<フロップ>
フロップのカードは、2♣, 4♠, 5♢です。
ストレートに警戒すべきボードテクスチャーです。
CHARLESは5ヒットしました。
CHARLESは、ポット800Kに対し、300Kのベットを仕掛けます。
ローフロップなので一応、トップヒットです。アグレッシブで問題ないです。
一方、GETNETは、2オーバー+ガットショットストレートドローです。
アウツは、
2オーバーの6枚、
ガットショットストレートドローの4枚の
合計10枚です。
オッズは、約4.7倍で、必要な勝率は20%弱です。
リバーまでにアウツをドローする確率は単純計算40%です。
コールで問題ないですが、相手がハイポケットである可能性も念頭に入れなければなりません。
GETNETは、コールを選択しました。
フロップでの勝率は、CHARLESが70.2%、GETNETが26.9%です。
<ターン>
ターンのカードは、2♠です。
ここで、ボードに2枚目の2が落ちました。
CHARLESはチェックを選択します。
GETNETはこのチャンスを逃しません。
ポット1400Kに対し、450Kのベットを仕掛けます。
トップヒットなので、警戒すべき役は2のトリップス、セット、ストレート及びハイポケットです。
難しい選択です。
基本的にボードに2枚目のカードが落ちた時は、トップヒットでもおとなしくフォールドするのをおすすめします。理由は、相手がもし本当にトリップスを完成していた場合、確率的に圧倒的に勝てないからです。
しかし、過去のポーカーデータベースを見ても、ほとんどのトップヒットしているプレイヤーはコールを選択してしまいます。そして、大抵は負けます。
CHARLESもコールを選択してしまいました。
ターンでの勝率は、CHARLESが84%、GETNETが16%です。
<リバー>
リバーのカードは、6♡です。
GETNETがストレートを完成しました。
CHARLESはチェックを選択します。
GETNETは、ポット2300Kに対し、600Kをベットします。
さて、ここで、CHARLESの立場に立って、GETNETのアクションを整理してみましょう。
1. プリフロップはチェック
2. フロップはコール
3. ターンはオープン
4. リバーはオープン
これは強いときのストーリーです。フォールドするべきです。
CHARLESも冷静になり、フォールドを選択しました。
ナイスフォールドです。
このゲームで学べることは、ローボードの場合、ハイポケットとストレートの可能性を考慮しなければいけないところが味噌です。
そして、このゲームは2が2枚落ちたので、さらに複雑なボードストラクチャーになります。
統計的にみたわけではありませんが、おそらくフォールドするプレイヤーが多いのではないのでしょうか。
この性質を応用すれば、もし役を完成させられなくても、アグレッシブにベットして、ブラフをする戦略を取ったプレイヤーが有利ということになります。
皆さんは、どのようにアクションしますでしょうか。
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