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第16話 露腸亭日乗 疾風怒涛の終焉 商品比較

2024年4月初めから5月の終わりまで、かつてない体験をした。

すなわち大腸憩室炎の発症とそれに伴う苦患と人工肛門の造設、そして日常への復帰である。

15回にわたり時系列に起こった出来事を日誌風に記述してきた。

お陰様で、治療により大腸憩室炎の症状が軽快し、かつ人工肛門の生活に慣れてきた。

それにより、ある程度のいろいろな活動が出来るほど体力は回復してきた。

これを区切りとして、以降はオストメイトの思いであるとか、なにかイベントがあった場合や人工肛門について体験したこと、感じたことなどを書き散らかしていきたい。

ようするに毎日記事にするような劇的な出来事は無くなってきた、ということだ。
良い事である。

何度でも言うが、人工肛門のネガティブなイメージを払拭したい、と言う思いがあり、自分のこのnotoは社会貢献と思っている。

なんらかのお役立ち情報があるかもしれない。

オストメイトやそうでない方への人工肛門理解の一助になれば幸いである。


ということで、第一弾は商品比較です。
2社だけですが。

露腸亭独自の観点から忖度なしの検証です。

現在、自分が使用しているのは、
コロプラスト 23052152
センシュラミオ1 ライト 9552059 20260125 16738
トツメンフリーカット 15-33mm 10枚入
@9,700 1箱

正確を期するために長ったらしくなりましたが、以下コロプラストと省略。

当初病院で紹介されて使っていたのは

ホリスター28228462
やわぴたセラプラス 4c073
53100 ウルトラクリア 16-38m m
オコノミカット 10枚入 
1箱9500円

以下やわぴた

画像はこちら↓

左がコロプラスト 右やわぴた
下段が腹部に貼り付ける面
コロプラストの開口部  左右から押すと簡単に開く 下に脱臭フィルターが見える

コロプラストを選択した理由

①便を捨てる下部開口部の開けやすさ
ワンタッチで開けられる。やわぴたは爪を立てないと開かないときがある。
結構イラッとする時があるし、開口部触るのはばっちい。

②外周部の材質がシリコン?なのでカブレにくい
やわぴたは絆創膏のような素材なので肌が荒れやすいようだ。コロプラストに変えてからカブレがほとんど無くなった。

③裏面シールの剥がしやすさ
装着する時、接着面についているシールをはがすのだが、コロプラストは摘む部分が1箇所あり(接着剤はついていない)そこから簡単に剥がせる。

やわぴたは2箇所で扱いづらい。完全に接着面についているので爪を立てなければ剥がせない。しかも接着力強め。
上画像の右下。左右に分かれてある白色の部分。

④便が落ちやすい
開口部を開けておくと便自体の重みで自然落下する。やわぴたも同様だが、若干遅い。
便を落ちやすくするパウチに入れる潤滑剤があるのだがコロプラストではほとんど使わない。

⑤面版の切りやすさ
ストーマに合わせ面版をハサミでカットするのだが、やわぴたの方が硬めで切りにくい。慣れないうちは切断面がギザギザになってしまった。

⑥パウチの剥がしやすさ
パウチを交換する時は剥離剤を数滴垂らして剥がすのだがコロプラストの方が剥がしやすい。材質の関係か?
換言すれば接着力が弱い?
試供品を試した時、少々心許ない気がした。しかし剥がれたり隙間ができて中身が漏れたことは一切無い。

剥離剤は高価なので使用量が少なくて済むのは助かる。

コロプラストの残念な点

何と言っても脱臭フィルターの汚れやすさだろう。
パウチにガスが溜まって膨らまないよう、ガス抜きの穴がある。臭気対策として脱臭フィルターがついているのだが、かなり目がつまってあるようで非常に汚れやすく一度汚れたらそのままとなる。
交換して2、3日で黄土色となる。見た目が非常によろしくない。

これが嫌でコロプラストを使わない方もいるようだ。

以上の点を比較検討した結果、欠点はあるがコロプラストを使用しています。

二軍落ちしたやわぴたは、発注忘れの在庫切れ対応、災害時の備蓄としている。
一カ月程度の備蓄はあるということだ。

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