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趣味が増えた話

ここ最近、カメラを始めた。正確には約1週間前に始めた初心者中の初心者だ。購入したカメラは約10年も前に発売されたNicon D60。そもそも何故カメラを始めたのか少し書いていこうと思います。

カメラを買った日、家族に「なんでカメラなんか始めたの」と第一声に聞かれた。それもそうだ、急に首から黒い物体ぶら下げて帰ってきたら誰だってそう聞くし僕だってそうする。

理由はいくらでもある。でも一番大きな理由は『ずっと欲しかったから。』それだけ。少しだけこの漠然とした、しかし確固たる理由を掘り下げてみようと思う。

僕が数年前まで通っていた高校の同級生に容姿も趣味もそっくりな、まるでドッペルゲンガーのような奴がいた。すぐに僕とそいつは意気投合し話をするようになった。話していくうちにそいつにはあって僕にはないものがあると気付いた。

そう、趣味だ。

当時の僕といえば部活以外に没頭するものがないツマラナイ奴だった。

だがそいつは、カメラ(そいつは小学生だか中学生くらいからずっとカメラをやっていて、高校では何かのコンクールで佳作だか取っているような奴だった。今でいう『ガチ勢』である)や自転車(今自転車にハマっているのもこいつの影響である)、飛行機など多趣味だった。こいつと連んでいるうちに『こいつかっこいいな』と思うようになった。いろんな趣味を突き詰める。当時の僕には到底できそうにない事をやっていたのが眩しく見えたのだろう。

そこで当時の僕も趣味を増やそうとした。だが自転車は到底高くて買えない。そこで目をつけたのがカメラだった。(当時はカメラの値段なんて知らなかった。)

すぐに学校帰りにカメラ屋さんに駆け込んで、現実を目の当たりにした。

『たけぇ』

これしか出てこなかった。本当にこれしか出なかった。自転車と同じくらいかそれより高いものもある。バイトが校則で禁止されていたからそんなお金なんてなかった。

部活がお金のかかるものだったからもちろん親に頼ることなんて無理だった。

そんなこんなしてる内に高校も卒業することになり、大学に入学した。

華のある大学生活、にはならなかった。

資格を取る学校のため授業はパンパン、テストも難しいというダブルパンチ。入学してからしばらくの頃はバイトも少ししていたが新しく趣味を始めれるほどはなかった。

そんなこんなだったが、最近は忙しさや新型コロナの影響で外出する機会がめっきり減りあまりお金を使わなったことで少しずつ自由に使えるお金が出来ていた。

ある日何気なく動画サイトを見ていると広告でフリマアプリの宣伝が流れてきた。そこにあったのはカメラの3文字。

これだと思った。

思い立ったらすぐ行動がモットーの僕はすぐにアプリに登録、商品を探してそこでD60と出会った。(D60に決めた話はまた今度)

ここまでダラダラと書いてきたが要はただの憧れである。普通だったら綺麗な写真を撮りたいなどの理由が一番多いと勝手に思っているが、僕の場合は友人みたいになりたいっていうアバウトすぎる理由。写真を本格的にやってる人から怒られそうな理由だが、本当にこんな理由なんだからしょうがない。

始めてみてまだ1週間くらいしかたっていないが構図を自分なりに考えるのもシャッターを切るのも全部楽しんでいる。もう少し早く始めていれば違ったのかなと思いつつも。 

さてさて、今度は何を撮りに行こうか。