ぺルトン水車とフランシス水車の摩耗

どんな水車でも当然摩耗し、出力は低下します。

点検時にどこを見ればいいのか質問したことがあります。

先輩がとても勉強になることを言っていました。

「ぺルトン水車はニードル全閉時にギャップが広がるからそこを測定しなさい。摩耗すると全閉時のギャップが広がりそこから水が漏れるようになる。

フランシス水車はランナのギャップが広がる。圧力水車だからギャップが広がれば当然圧力差が変わる。それによって出力は下がるよ。」

その時こんな話もしてくれました。

「ぺルトン水車は運転開始後に定格を超えた出力が出ることがある。それはニードルが水の流れに合うように微妙に変形するからだ。川の水が岸壁を削るように、ニードル内部の水の流れの抵抗箇所を削る。それで出力が増加することがあるぞ、まれにな」

参考になれば幸いです

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