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劇作オンライン・プロトタイプ(4/13)

あれはいつの事だろう。

雪崩のように全てのスケジュールが飲み込まれ跡形もなくなり、僅かな蓄えを切り崩していくしかないと言う少し先の破滅が待ち受ける状況に愕然とし、いつもならそれすらピンチはチャンスだと擦られた言葉に立ち上がろうとしてたはずなのに、一旦全てをやめて休もうかなと思った日があるのです。ただ一人で天井見つめ続けたい日が。

当然、劇作イベントの予定も総崩れとなってまして茫然自失だったそんな時、「オンラインで劇作イベントしましょうよ!」と小飴さんが言ってきた。「…あぁ…」的なやる気のないと言うかやるつもりが全くない返事を返してた気がする。が、それでも何度も言ってきてくれる小飴さんに背中押されて開催する運びになりました。LINEのグループ(ビデオ)通話を使って。ありがとう。

でも、小飴さんは大丈夫としても、僕が懐疑的と言えば全てを判った上でに聞こえるかもだけど、LINEでそんな事が出来るのかを無知が故に信じられなかった。いや単純に操作方法を知らないレベルの話なのだけど。

なのである程度、小飴さんから世間一般からするとLINEビデオ通話の初歩の初歩を教えてもらう。

貰うも、それじゃ一般募集して通常開催しましょう!は無謀過ぎるので、ちょうどその頃に劇作イベント関連で連絡していた方々にお声がけさせてもらって、プロトタイプ「劇作オンライン」を昨日開催致しました。

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百均でスタンドを購入して。汚い自宅の何処なら映せるのかと狭い室内で右往左往して。

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※写真掲載許可は頂いています。

僕顔パンパン。下からのアングルだからね、なんだからねッ!

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どんな会話してたらこんなに各自の顔がバライティに飛ぶのだろうか。でも奈々恵さんと小飴さん楽しそう。太田さんはラーメン食ってそう。野村はジャンプし始めのよう。

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小飴さんの板書はいつも通り良い意味でほぼ変わらず!その点、野村はLINEビデオ通話(多数での)に右往左往!今回で少し慣れたので色んな面で改善して行こうと思います。イベント終了後に忌憚ない意見を言って下さったのも、急なお誘いにも関わらず快く参加下さった太田さん奈々恵さんに心より感謝。イベント中も発言してくれて助かったし、単純に嬉しかったです。このお2人が劇作イベントで知り合ったこそ余計に。こんな時だからこそ、関われたことに感謝。スーパー玉出ぐらいに感謝の大安売りやけど、感謝。

こちらの振り返りはまた後日。

当然、色々な問題点がありましたが、それを探るの為にやったプロトタイプ。このLINE通話でなら、日本だけでなく世界中の貴方と繋がれる。

少し前向きになれた夜でした。

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さぁ、はじめよう。

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劇作オンライン詳細、近日発表。

「殿村ゆたかの相談室」

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「ついに相談が来たようやな」

初めて相談させていただきます。
コロナで外出自粛をしていると、自律神経失調症になりやすくなるらしく、幻覚を見たりすることもあるという記事を読みました。
そしたら星野源さんの音楽にあわせて、安倍総理大臣が優雅に豪邸で寛いでいる幻覚を見てしまいました。私は大丈夫でしょうか?

「結論から言おう、大丈夫や。あれは貴方の幻覚やない。どっちか言うたら安倍さんの幻覚や。安倍さんがあれをやれば皆の心に届くという幻を見てしもたんや。私も国民の皆さまと同じ想いですと伝えたかったんやろうけど、そんな想いは今いらん。今欲しいんは百万回の大丈夫より、一回の現金やで。安倍さんは自身が何求められてるかを分かってないのやろうな。秒単位で変わる世界に心がブレブレになっとるんもあるやろうけど。そういう意味では、ワシもやな。いや、ワシと言うか野村もや。この相談室、誰が求めとんねん!この相談者の方は心優しいから慈悲の心で相談してくれたが、ホンマに求めてる人なんておるわけないがな!な!せやろ。しかも今回ウィットに飛んだ相談くれてるのに、面白味なく答えてしもとるしやな。ほんま悪いな。でも、最初にも言うだけど相談者の方は大丈夫や。貴方は幻覚みとらんし、ワシも毎朝の金縛りと、3日ほど前から部屋の隅っこにおる半透明の見知らぬオッサン以外はなんの問題もないよってに。ん?さっきからチャイムが聞こえるのにドア開けたら誰も居らんわ。ま、イタズラやわな。ん、なんや、見知らぬおっさんがもう1人増えたけど、まぁいつもの事や問題あらへん。以上、ほなさいなら」

「脚本の書き方・基本編」&「演技ときどき演出・基本編」はこちら

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「脚本の書き方・実践編①」はこちら

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◆劇作イベントとは◆

野村有志(オパンポン創造社)が2019年10月より不定期に開催している、一般応募で集まった参加者とともに戯曲プロットを作るサロン型イベント。アシスタント・要小飴 。
過去14回の開催でのべ72名が参加(計18本/毎回1本以上のプロットが完成)。2020年からは、完成したプロットの中から実際に戯曲化し、一般応募の参加者と稽古する「劇作試演」、その試演を経て劇場公演を行う「劇作演戯」という取り組みを開始している。現在の目標はこれまでに出来た作品が一堂に会する「劇作万博」開催。※2020年4月より劇作オンライン開始予定。

劇作イベントTwitter

野村有志(オパンポン創造社) 劇作家/演出家/俳優

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上は昨日の絵

下は本日の絵

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1人演劇ユニット・オパンポン創造社、主宰。
全作品の脚本・演出を野村が務め、ペーソスと笑いを融合させ泥臭い人間模様を描くのを得意とし、独自のテンポと間を駆使した台詞で魅せる作品が支持されている。「CoRich舞台芸術まつり!2018春グランプリ」等受賞歴多数。俳優としても精力的に活動中。

※写真は、見ての通り全く進展しない絵。そして失敗したくなくなって下書きし始めました。

◆Twitter
野村有志(個人)
オパンポン創造社

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