バッテリー【あさのあつこ】



勝手な感想


〔2巻〕

バッテリーは一気に読めない。いちいち巧と豪が眩しくて、苦しくなる。飛ばして読んじゃいたい気持ちになる。直視したくなくなる。それで、本から目を離す。思い返す。ああ、私はこんなに眩しい瞬間を生きたことがあるのかな、いや、ないな。ただただ流れていった。誇りに思う時代もそりゃあるけど、その時期でだって、こんなに眩しい瞬間なんてなかったように思う。ひとつのことに打ち込むって、眩しいね。私もそういう人生を歩んでみたかった。熱中してみたい。

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