お前もAC乗りにならないか？【アーマード・コア】

貴様、見ない顔だな…
貴様もアレに魅入られたのか？
気持ちは分かるさ…
退屈な日々に飽き飽きしたのだろう？
なら、俺の話を聞いて行きたまえよ…

この記事は千葉大のサークルであるCCSのアドベントカレンダー裏７日目の記事である。前日の記事はこちら↓（CHUNITHMやってみようかな）

０：筆者の経歴

傭兵歴：３年
功績：反乱分子の駆除、世界平和達成、コロニー落とし(1憶人乗船)

１：アーマード・コアとは

「アーマード・コア」は日本のゲーム会社、フロムソフトウェアが開発したロボットアクションゲームだ。
2021年現在では15作品が作られていて、最新作は2013年にPS3、XBOX360で発売された「アーマード・コア ヴァーディクトデイ(ACVD)」となっている。
地上では新作が出ないゲームとして話題になっているが、実際に8年たった今も新作は出ていない。悲しいものだな...

プレイヤーは戦闘用に特化させた機動兵器、AC(Armored Core)に乗り込み、傭兵として様々なミッションをこなしていくことになる。

２：ACの魅力とは

このゲームの魅力は何といってもその世界観であろう。
フロムソフトウェア特有のすべてを語らない作風が、プレイヤーの想像力を搔き立て、高い没入感を与えてくれるのである。
(世界観に染まりすぎた者はフロム脳と呼ばれる)

(↑筆者が戦時中に乗っていた機体)
また、豊富なカスタマイズも魅力の一つだろう。
内部機構はもちろん、部位ごとのカラーリングやデカール貼りなど自分の好きな機体を作りたい人にはもってこいである。

ただし、フロムゲーの例にもれず、このゲームも死にゲーである。
操作難易度はとても高く、初心者は慣れるまで時間がかかるだろう。
(毎秒ほぼすべてのボタンを押すことになるので覚悟が必要だ。)

３：ACについて

ACは、作業用に作られた二足歩行ロボット、MT(Muscle Tracer)のコア(胴体パーツ)に戦闘用パーツを取り付けたものだ。
ブースターがあるので従来の兵器よりも三次元機動性能が高く、武装の幅も広いため最強核の兵器となった。(といっても、通常兵器に囲まれれば死ぬ)
基本構成は、
・頭部 ：演算性能、カメラ性能(ロックオン速度)
・コア：エネルギー伝達
・腕部：射撃時の安定性、肩部ユニットの装填数
・脚部：積載量、移動・姿勢制御、旋回性能、跳躍性能
・FCS：ロックオン関係
・ジェネレーター：エネルギー出力・容量
・ブースター：出力、燃料効率
・リコン：索敵
が基本となっており、これらに加え
右腕、左腕、右腕サブ、左腕サブ、右肩、左肩
に兵装を積んだものがACとなる。
それぞれのカテゴリに数十種類のパーツがあり、自分の組みたい機体に合わせてカスタマイズしていくのが基本となる。
特に脚部の選択が重要となる。
脚部は、二脚(軽量、中量、重量、軽量逆関節、重量逆関節)、四脚(軽量、重量)、タンク、フロート(最近はない)と幅広くあり、重さや跳躍力、空中での姿勢制御に大きく関わるのだ。

話は変わるが、現在までの作品では大きく分けて、２種類のACが存在する。
１：AC(初代AC～AC3、ACV～ACVD)
ほとんどの作品で登場するAC。
上のトレーラーに出てくるような機体を指す。
ノーマルと呼ばれる。
２：ネクスト(AC4、ACfa)

コジマ粒子という高エネルギー物質(ミノフスキー粒子ではない)の発見により劇的に性能が強化されたAC。従来のACとは比べ物にならない火力、圧倒的な機動力が特徴となっている。
兵器としての性能が高い一方、コジマ粒子による環境汚染や人体への影響も大きく、ネクストの戦闘した大地は枯れ果て、パイロットであるリンクスは短命なことが多い。

もしもハイスピードな戦闘を楽しみたいのなら、比較的手に入りやすいAC4かACfaをお勧めする。
そうでないのなら、マルチプレイが可能な最新作であるACVDだろうな。

４：戦場でよくあること

ここからは戦場にいる限り必ず起こることについて説明していく。

その１：報酬金について
ミッションをクリアすると報酬金を受け取れるのだが、その全額を受け取れるわけではない。
このイレギュラーなゲームでは、出撃するたびに経費が掛かるのだ。
例えばだ、戦場へ出向き、持てる力をもって、命からがら標的を排除したとする。その時のリザルトの一部を引用したものがコレだ。

MISSION REPORT
基本報酬：100,000
 弾薬費：48,270
 修理費：74,919
      収支：-23,189

は？？？？？？？
とまぁこんな感じで、戦闘後には使った分の弾薬費と機体の修理費が差っ引かれるってワケだ。
ただ倒せばいいってもんじゃない。戦闘が長引くほど弾薬費は増えるし、被弾するほど修理費もかさむ。
だから慣れないうちは金欠になることもあるだろうが、そういう時は簡単なミッションを回すか、要らないパーツを売って金を稼ぐといいだろう。

その２：「楽勝」な任務は楽ではない
もしもオペレーターが「敵が予想より少ない」だとか、「楽な任務です」と言い出したら、それはミッションが難航するフラグだ。
なぜそうなるのか。これはフロム作品をプレイしたことのある奴ならわかると思うが、この世界においてプレイヤーに有利な状況は存在しないからだ。
敵が少ない？楽な任務？すぐに増援が来るのがオチである。
どんな任務でも、万全な体制で挑むことを勧めておく。

その３：裏切り

傭兵なら誰もが知っている言葉がある。
「妙に報酬がいい仕事は絶対に受けるな」
なぜこのような言葉があるかというと、ACの世界では裏切り行為が多発するからだ。
強くなりすぎた者が邪魔になるのはどこの世も同じもので、良い報酬をちらつかせておびき寄せ、排除しようとする奴が後を絶たない。
そうしたものに引っかからないよう、注意するといい。

５：まとめ

…いかがだっただろうか。

お前はすべてを知った。力を、世界を知った。

だが、すべてに飽き飽きした人間が力を知った時、どうなるか…

貴様にも…わかるだろう…？

残念だが、優しい初心者講座は存在しない。

騙して悪いが仕事なんでな、死んでもらおう…

みんなもAC、やろう！！！