2014を振り返る「始めるより続ける」
「始めることは簡単
続けることの方が難しい」
私の元上司であり、恩師である方が、
昔よく言っていた言葉です。
サラリーマン当時は、大してこの言葉を深く考えてもいなかったんですが、
2014年を振り返り、ふと、この言葉が強く脳裏を過るようになりました。
この1年も色んな事をやりましたし、
色んな事が起きました・・・
探偵事業・・・
ハンター・・・
キャンプ・・・
引っ越し・・・
嫌がらせ・・・(笑)
ただ、大きな流れとして去年と一番変わったことは、
友人、知人だけではなく、見ず知らぬ人からも相談される機会が
増えたことです。
「自由業になりたい」
「独立して起業したい」
「こんなことをやってみたい」
「これは上手くいくだろうか?」
去年は独立して、自分のことで精一杯だったんですが、
今年になってから、職業訓練校での講話を依頼されるようになった流れから、
受講生から起業について相談されたり、
見ず知らずの学生さんや、私なんかより一回りの上の人生の先輩から
メールで相談が来て、中には、私の自宅にまで来て話をした方もいました。
別に、他人様に何かを伝えられるほどの博識があるわけじゃないんですが、
さんざんリアルでもネットでも自由業をアウトプットしてきたおかげか、
そんな新しい流れができ始めています。
ただ・・・
こんな言い方をすると、偉そうに聞こえるかもしれませんが、
多くの方は「始めること」を相談しに来るんですよね・・・
例えばですね、「起業したい!」という相談から
「やれるだろうか?」「できるだろうか?」
という質問に変わっていくんですが、
単刀直入に言うと
「できるから、起業したいんですよね?」
と言うしかありません。
大方の人は、自分ができる事で起業すると思います。
パン作りが趣味だからパン屋さんになりたい。
ピアノが弾けるからピアノの先生になりたい。
自分ができるからこそ、それを生業にしたいのであって、
「できる、できない」という答えは、
「起業したい」と思っている段階で答えは出ています。
「できる」んです。
自分の中で答えはとっくに出ているんですが、
自信や後押しが無いから悩んでいるんだと思います。
自分もそうだったんで、よく分かります。
しかし、何かで起業したいと思っている人は、
正直、「できる」という答えが出ているので
あとは行動さえすれば簡単に始められます。
一昔前でしたら、起業するとなると、
どうやってお客さん掴まえるの?広告宣伝はどうするの?
経理はどうするの?資金は?場所は?
様々な問題が出てきて、一人で始めるには難しい時代でした。
しかし、今は、ホームページあれば、ほとんどお金かけずに集客できますし、
人脈もSNSで簡単にできます。顧客管理もクラウド、
メールを打てば簡単に連絡も取れ、DMも外注で安く送れる。
経理なんてネットのクラウド会計にでも申しこめば、
安価で経理処理やってくれますし、
業態によっては、お金なんてほとんどかけなくても一人で起業できます。
ネットで調べれば起業のやり方なんて、すぐ調べられますし、
必要な物はネットショップで安く買える。
足りないスキルは、ネットや本屋に行けばいくらでもあるから、
すぐにスキルが覚えられなくても、時間をかければなんとでもなる。
分からないことがあったら、すぐにメールなりSNSで聞けばいい。
昔だったら、人を雇わなきゃできないとか、
何をするにも時間がかかりすぎましたけど、
便利なツールが安く満ち溢れている時代、
起業は難しくない時代になっていると思います。
しかも、独立してやるんですから、
アホな上司もいなければ、くだらない会議や書類もない。
部下や電話に振り回されることもなく、
時間の全てを有効に活用できます。
ただ、問題は、起業して事業を始めることに頭を取られすぎて、
多くの人が「続ける」ことを考えないことにあります。
「始め方」を相談されますが、
「続け方」を考えて、相談する人は、なかなかいません。
しかし、「起業したい」と思った段階で、考えるべきことは
「できるか、できないか」より「どうやったら続けられるか」です。
正直な話をすると「できる、できない」だけを相談されても、
その段階だと、たぶん、起業したいという思いだけで終わる人が
ほとんどだと思いますし、
仮に起業したとしても、傍から見ると、成功するイメージが見えてきません。
(自分も成功してるわけじゃないんで、尚更かもしれませんが(笑))
会社、個人事業主、事業、商品・・・
10年間続くことができるのは全体の5%~10%。
もし、100人起業したら、10年後も残っているのは
5人から10人しか生き残っていない事になります。
そして、生き残っているのは、「続け方」を考え続けた人か、
天性の運の持ち主です。(運も実力のうちですから)
「続けること」をどうやったら考えるかについては、
長くなるので、ここでは書きませんが・・・
2014年を振り返ると、色んな人達の相談内容から、あらためて、
「続け方」を、先手を打って考えていくことが
大切なんだと気付かされました。
これは起業するときだけではなく、
起業してからも絶え間なく考え続けなくてはなりません。
2015年・・・起業して3年目・・・
導入期はとうに終わり、成長期に入るために
現状維持という言葉はありません。
大きく進化するために何をすべきかを考えます。
どっかの社長挨拶かよ!(笑)
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