自由業の告白6

前回、書いたとおりですが、
自由に働き続けることを目指しているだけで、
パソコン修理もデータ復旧も遺品整理も探偵も、
目指している最中に、自然に出来上がったに過ぎないんですよね。

別に、特別、パソコン修理屋になろうと思ったわけでもなく、
何で起業しようかと考えた時に、自分の中のパーツや人との触れ合いから、
たまたまパソコン修理屋が完成しただけで、
自分の中のパーツで、たまたまパン屋ができたならパン屋でもいいし、
ラーメン屋だったらラーメン屋でもいいし、
乱暴な言い方かもしれないけど、自分にできて面白くやれれば
自分にとっては、なんでもいいんです。

データ復旧だって、たまたまホームページを見た東京のデータ復旧業者が
提携の電話くれて、面白そうだったので、やってます。

遺品整理屋は、無職だった頃、亡くなった元カノの遺品整理を頼まれた時、
過去に触れるのが怖くて断ったのが、ずっと気になっていたのと、
親友が運送屋やっていたので、心と現実のパーツが揃って始めました。

探偵は、データ復旧やってると、必然的に行方不明者の
パソコンなんかを扱うんで、
だったら事業としてやろうということになりました。

全ては目指すものに向かって、流れに逆らわずにいたら、
引き寄せられたかのように、事業ができていったみたいです。

「引寄せの法則」ってありますよね。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」っていう本。
私、面倒くさくて途中で読むのやめたんですが・・・(笑)
特別、引寄せの法則とか意識したことも興味もなかったんですが、
流れに逆らわず、深層心理の奥まで実現したいと願えば、
その願いは向こうからやってくる、というのは本当だと思います。

流れを自分で力技で変えて、自分で道を切り開くっていう方法もありますが、
川と一緒で、川の流れを変えれば生態系を破壊することにもなりかねない。
つまりは、自分で流れを無理やり変えたがために、
周りの人間を壊すことにもなりかねないんですよね。

目指すところが決まっているなら、
曲がりくねってて、あちこちに寄り道がある川でもいいと思う。
曲がりくねった川だから色んな景色が楽しめるし、
色んな寄り道ができるから楽しい。
無理やり真っ直ぐにした川じゃ、流ればかりが早すぎて、
流れに弾き飛ばされる人もいれば、景色を楽しむ余裕も無くなる。

きっと自分の事業は、景色がいい場所に建てた
丸太小屋みたいなものかもしれない。
いろんな景色を見ながら、居心地のいい場所を探して、
そこで住めるように、あちこちに丸太小屋を建ててる気がする。

まあ、そんなメルヘンチックな話をするようなキャラじゃないので(笑)
現実的な話をすると、やる事業はなんでもいいんだ!といっても、
川で沈没するわけにはいきません。
お客様商売ですから、集客やサービスなどのスキルはもちろん必要ですし、
やる以上は社会的責任が必ず伴いますし、
きちんと機能する丸太小屋を作るためには、
そこは避けては通れないものかもしれません。

次にどんな流れがきて、どんな景色が見えるかなんて誰にも分からないし、
不安なときや危ない時もあるけれど、
流れに逆らわなければ、必ず新しい景色と居場所が
見つかると思う今日このごろです。

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