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【注意】ニキビ治療薬ディフェリン(アダパレン)の正しい塗り方を薬学博士が解説します!

みなさんこんにちはオオクボです。

今回はニキビ治療薬ディフェリンについて紹介します。

【重要】
本日お話する内容はあくまでも基本です。
必ず主治医の指示に従っていただくようお願い致します。

ディフェリンってどんな薬?

ディフェリンの正式名称は「ディフェリンゲル0.1%」ですね。
ディフェリンの成分はアダパレンです。

ジェネリック医薬品として、アダパレンクリームとか、アダパレンゲルっていう製品もありますので、人によっては、こちらを使っているという方もいらっしゃるかと思います。

そんなディフェリンの効果が「毛穴のつまりを取り除く」という効果です。

ニキビの始まりは「毛穴のつまり」です。
毛穴のつまりが炎症を起こすことで、本格的なニキビへと成長していきます。
すなわち、毛穴のつまりを改善させることが、ニキビを根本的に治療する方法ということですね。

それができるのがディフェリンです。

ディフェリンの副作用

ディフェリンは、ニキビの原因に対して根本的にアプローチできるので、非常に多くの方に使用されています。

しかし、使い方が結構難しいんですよ。
普通のニキビの薬みたいに、ただニキビに塗ればいいっていうものではないんですね。

正しい使用方法を知らずに使ってしまうと、聞かないだけじゃなくて副作用がガッツリ出る可能性があります。

ディフェリンの代表的な副作用が「ひふの刺激症状」です。

人によって程度は異なりますが、赤みやひりひり感・皮むけや乾燥などが出現します。

僕も実際使っていましたが、ヒリヒリした痛みとか、痛痒い感じで、皮がめくれてくるんですよ。
これは結構怖いです。

ただし、適切な使用を守っていけば、徐々に刺激感が改善されて行って、1ヶ月後くらいから刺激を感じずに使用できるようになってきます。

最初の数週間を乗り越えられるかどうかがポイントです。

ディフェリンの塗り方

ニキビを塗るときには、顔全体に広げるということがポイントです。
ポツポツできているニキビだけではなく、ニキビのもとになる毛穴のつまりを狙うイメージです。

併用薬でアクアチムとか、ダラシンとか、抗菌薬が処方されている場合には、抗菌薬はニキビだけに塗るようにしましょう。

ここがちょっと難しいでですね。

ディフェリンの注意点

ディフェリンを使用する際の注意点です。

これはめっちゃあるあるな間違いなんですが、「使いすぎない」ことが一番大事です。

ニキビに悩んでいる人は、一刻も早くニキビを治したいという思いから、1日1回のところを2回塗ってみたり、少ない量で始めようと言われているのに、フルドーズで使ってみたり…
これが間違いです。

無理をすると、効果が出る前に副作用のほうが強くなってしまい、ディフェリンを塗りだして肌がよけいボロボロになったという、「ニキビあるある」の状況になってしまいます。

必ず用法用量を守って使用しましょう。

我慢すること、それがディフェリンを効かせるコツです。

ディフェリンはいつまで続けるの?

ディフェリン治療は半年〜1年継続するのが基本かと思います。
まずは3ヶ月頑張ってみて、効果と副作用のバランスを診つつ継続していくようなイメージですね。

1年で肌質がかなり改善されてくるので、その後の継続を検討していくような感じです。

1ヶ月で治療完了というものではないですが、一生使い続けるというものでもありませんのでご安心ください。

まとめ

ディフェリンは正しい使用方法を理解して、用法用量を守って使用することがめちゃくちゃ重要です。

クリニックや薬局によっては、あまり詳しく説明してくれなかったという場所もあるみたいですが、それはあまりよろしくないですね。

飲み薬はただ飲めばいいんですが、ディフェリンはそういうわけにはいきません。

エビデンスのある薬で、ニキビを克服できる重要な薬剤であることは間違いありませんので、正しく使用しましょう。

また、今回ご紹介した内容はあくまでも基本です。
必ず主治医の指示に従っていただくようお願い致します。



僕のYoutubeチャンネルでは、ニキビに悩んでいる方に向けて、自分の体験談も踏まえながらいろんな知識を発信しています。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。





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