1975/04/13 日比谷野音でのアルバイト
高校を卒業してしばらくして久しぶりに中学の友人から電話。野音のバイトがあるから来る?何かを聞かずに二つ返事で承諾した 。ただ、ジーズはダメジャケット着用とのこと。
当日午前中に野音に行き、友人の他にバイトと思われる数人。長髪のラフな格好のやや年上の人から業務は会場整理、時間スケジュールなどの説明の後、用意された弁当で食事、しばらくしてステージへ誘導。
3段ぐみぐらいPAのスピーカーの前を通るとスピーカーのコーンが前後に10センチ揺れ動き、すごい風圧を感じる
ステージのヘリに観客に背を向け、しゃがむよう指示される。万が一、観客が押し寄せたら左右同士で手を繋ぎ、上がって来ないようにせきとめるように。
前座のバンドが演奏を始める音量はいままで聞いたことがないほど大きい。
後ろの観客から「解散」「キャロル」などが耳に入った 声援がにわかに大きくなるとキャロル登場、係の人の指示で持ち場の位置を調整、ステージなかほどのマイクスタンドの真下へ移動させられると なんとエイちゃんが目の前!
本人のキャロルの解散コンサートとの挨拶、ここでやっとそのこと気づく!
おしゃもじベースがうなりをあげ、歌うあいだ中、雨のようにつばきが降り注ぐ。
ジョニーのリズムは赤いリッケンバッカー620の切れの良いリズムを刻み
うっちやんのツートーンバーストのストラトもフェンダー特有のキンキン高音、途中のスライドプレーは音程が安定しない
最後のファンキーモンキーベイビーが終わると慌てて係がやってきて急いでステージへりから離れるよう指示、ステージの奥の方へ移動、
客席の方をみるとまさに持ち場あたりに上から 燃え盛る板状のものが舞い落ちる。今から思うと演出ではなくまさに事故