「波のはじまり」ドラマー目線の楽曲解釈②

おひさしぶりです。なかのです。

気づけば前回の更新から2カ月半以上たちました。

ゆるゆるとしたペースでありながらも全ライブ爆裂に刺激的だったツアーもほとんど終わってツアーファイナルのみを残すところとなったわけで、流石にそろそろ書かねえとなあと思い至り、久方ぶりに筆をとった次第であります。

そんなこんなで前回の続き、アルバム「波のはじまり」の収録曲について私はこんな風なこと考えたり感じたりしてるよという話の第2弾です。


○暮らす

暮らす=日を暮れさせる=1日1日を越えていく。そのために普通に起きて、普通にご飯食べて生きていく。という当たり前のことが最高!みたいな曲。

「生きる」だとちょっと重いし、ただ「生活する」だとなんだかぬるい。
「暮らす」と、当たり前のことを動詞言い切りの形で言うことで、ゆるやか且つしっかりとした決意・確信のようなものを表せたらなーと。
個人的にお気に入りタイトル。

ドラムはシンプルな喜び&躍動感&エモーショナルをぶち込めました。

オオハシにしてはシンプルな構成ではあるものの速いテンポではしゃぎ回るのがなかなかに難しい&他の曲にくらべるとポジティブすぎてバランスがとりにくいという理由からライブではやったりやらなかったり。

ちなみにライブではドラムの手数が3割くらい増して楽しげですし、後半になるにつれてコーラスとベースで大忙しのこばやしが見れます。


○スクロール

ファミコン・スーファミ時代のゲームのBGM感あふれる一曲。

シューティングゲームみたいな感じで戦闘機が敵機を撃墜しながら進んでいくようなイメージで叩いてます。
タイトルは「スクロール」だけど、自分的にはスターフォックス64みたいな3Dシューティングのイメージの方が強いかもしれない。ひさしぶりにやりたいぞスターフォックス。

2分ちょっととかなり短い曲のくせに後半ひたすら続く速いテンポの16分音符のせいでドラマー的にはオオハシの楽曲の中でもトップクラスにしんどい曲である。こばやし曰く「半分のテンポで叩いてようやく普通に叩いてるように聴こえる」そうだ。

ライブでこの曲とParallaxを連続でやるとしんどさのあまり死にそうになる。でもやっちゃう。いい感じの流れでできるから。


○アナタ
「アナタ」というのは二人称的な意味ではなく「あちら(遠く)の方、向こう側」的な意味での「アナタ」。

しかし折角それっぽいタイトルなので曲が進むにつれて遠くを想って心が波立つようなラブソングのノリで演奏してます。
三十路を迎えてオッサンに片足突っ込んだやつが何を言うとるのかと思われそうだけど、何を隠そうJ-POP大好きマンなのである。ゆるせ。

前半のドラムはおそらく今作の中で一番悩んだフレーズ。
おかげで何だかよくわからない良いものができたと思ってます。

あと音源ではイントロはマレットでライドシンバルを4分で刻んだのだけど、どこか遠くから鳴ってるような音がしててとても気に入ってるのでそのへんも聞いてほしい。

とまあ今回はこの辺で。
前回の更新からかなり長い期間を空けてしまったし、第3弾はサクッと書いてアップしてしまいたい。(理想)

次はParallaxと潜水、アルバムタイトルについて書いていきます。


それはそうと、冒頭でも書きましたがツアーファイナルが迫ってます。

オオハシ一同ツアーを経てパワーアップしてますので是非見にきてほしいんだな。

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