たし喜りについて

ロケ大喜利として「たし喜り」を撮りました
2本撮りで、すでに1本目は公開されています。
https://youtu.be/okKlzQWx48g

ロケ大喜利はずっとやりたかったんですけど、コンセプトというかパッケージというか、企画がなかなか固まらなくて出来ていませんでした。
出演者はやっぱり檜原さんやサツマカワさんらに出て欲しいなと思ってたんですが、普段の大喜利とは違う企画なので、出てくれるかな?という単純な不安もあり、なかなか動き出せてませんでした。

で、3月くらいから本格的に企画をしっかり練って企画書みたいなのをちゃんと作ってオファーしようと思って準備してたんですが、そうこうしてる間に「ニコニコツアー」という、かが屋の加賀さんとAマッソさんやママタルトさんらが出演するロケ大喜利の映像を上映するライブがありました。
これは放送作家の白武さんが企画したもので、「ゲラニチョビ」の大喜利ツアーとほぼ同じものなんですが、その編集を僕ともう一人の人で担当することになりました。もちろん編集は喜んでやらせてもらったんですけど、「自分もロケ大喜利やろうと思ってたのに先にやられてしまった」というので焦っていました。

「ゲラニチョビ」のツアーはもう2,3年やってなかったし、それはAマッソさんがメインだったので、
僕はいまロケ大喜利が全然行われていない中、ママタルトさんのロケ大喜利をやれば注目されるのでは?と思ってたんですが「ニコニコツアー」ではママタルトさんも参加してしまっています。

で、もう「ニコニコツアー」とは全然違うコンセプトで差別化してやらないとダメだと思って、メンバーもいつもの大喜る人たちに出てくれてるサツマカワさん、寺田さん、檜原さん、松村さんにして、大喜るっぽさふんだんに出そうと思いました。特に松村さんのツッコミメインで進んでいくようにして、「ゲラニチョビ」や「ニコニコツアー」とは全然違う雰囲気にしてみました。

それで、ただ大喜利するのも違うので、「たす」という要素を思いついて「街にいろいろ勝手にたしていく大喜利番組」というコンセプトをひねり出して一枚の企画書を作りました。

ロケ企画1

ロケ企画2

僕の企画書は自分で制作する動画なので、最低限でよく、なおかつワクワクするような、フライヤーの役割も果たすものになります。

それで出演者にオファーしたら快諾してくれたので、さっそく撮影することになりました。

このご時世、なかなか街で人混みのなかロケをするのは難しいので、どうしても公園がメインになってしまうんですが、
「ニコニコツアー」は代々木公園や新宿中央公園で行っていたので、別の場所にしようと思い、井の頭公園になりました。

「ゲラニチョビ」は割とスタッフが演者に無理矢理やらせてる、みたいな構図を作ってたと思うんですが(ハードルが下がるから良いと思うんですが)
それとは違って、自分から「とにかくたしたい」という、一つ乗っかった状態でロケをしてもらおうと思って、結果的に少し違う空気感が生まれたように思います。

「ゲラニチョビ」は大喜利を○×出して目的地もしっかりあって、僕もそこは踏襲しようかなと思ってたんですが、
作家の宮原さんから「そういうの別にいらなくないですか?」みたいなことを言ってもらえて、たしかに気づいたら「テレビの正解っぽい考え方をなぞろうとしてるだけだな」と思って、無くしました。
最後に「大喜利+吉祥寺=」みたいなまとめさえ作れたらちゃんと締まるだろうと思って「テレビや放送作家的な正解」にとらわれずにやってみようと思いました。

で結果的には少し反省点もあるんですが、それは少しずつ改良していけたらなと思います。

当日雨だったので、居酒屋の貸しスペースを保険で抑えていました。
公園のロケが順調に終わったので、せっかくだからもう少し撮ろうと居酒屋の方へ行き2本目を撮影しました。
情勢的にお店を営業できていなくてレンタルスペースとして貸し出してる居酒屋さんです。一応ですが、そこで飲み食いしたわけではないです。
大変みたいなので営業再開したら皆さん是非行ってみてください。動画が公開されたら場所も概要欄に書きますので。



テロップのデザインに関して。
編集ってテロップが本当に大事で、そのデザインで世界観やパッケージが決まっていきます。テレビを見てたらわかると思うんですが、個性的なデザインが多くて何とかオリジナリティを出そうと奮闘してるのが伝わってきます。ここ20年くらいのテレビはずっとそんな感じで、テロップも流行り廃りがあって、昔のテレビを見ると変な感覚に襲われたりしますね。
だからこそ、なんとなくで皆が使ってるようなテロップと同じようなものを平気で使うYouTubeを見てると気持ち悪くなってくるので、もっと頑張ってくれって思いますね。

今回のデザインもいろいろこねくり回して、2週間ぐらいマイナーチェンジさせ続けて出来ました。最近は大喜るのお悩み解決回やAマッソさんのYouTubeを編集させていただいた時に使った白字に色付きのアンダーラインを引くテロップにハマっているし、それがシンプルで一番おもしろく思えるんですが、今回の企画だと意外とハマらなくて、どうしようか悩みました。
結局、喋りテロップは基本「白地に黒字」にしました。ポスターとかによくあるようなデザインを持ってきた感覚です。文字を横に少し延ばしてあります。少し変な感じにしたかったので。さらに微妙にパターンのレイヤースタイルを入れてます。

結果的に座布団テロップだとゲラニチョビっぽいと思われたら悲しいんですが、どうなんでしょうか?
そこら辺はあまり普通の人に褒められないポイントなので評価がわかりづらいですね。

お題のテロップは左下に出す、というのはもう絶対そっちのほうがいいなと思うので変えたくなかったです。なんでなんでしょうね?
昔読んだ富野由悠季さんの本に上手下手の違いがいろいろ書かれてたような気もするので、なんか心理的に与える印象の違いがあるのかもしれません。

僕は基本テロップデザインを作るの好きなんですが、半年前に作ったやつがダサく思えてしまうので、今回も半年経ったら恥ずかしくなるかもしれません。
デザイナーさんからのフィードバックが欲しいです。


で、この前、たし喜り1本目を公開したんですが、
全然ハネてないですね!!

悔しいのでハネるまでやります。

応援してくれる方はサポートをください!!

あと未公開シーンをいつかYouTubeメンバーシップ向けに公開しようと思ってます!

もし余裕があれば、サポートしていただけるととても助かります!