S-Log3をLUTで簡単フィルムルック(Davinci Resolve)

最近よく使っている簡単設定について書いておきます。
使用するのはSONY ZV-E1などのS-Log3で撮影した素材。
これをDavinci Resolveで色づけしていきます。
まずはプロジェクト設定です。

プロジェクト設定

カラーマネジメントタブの設定です。
カラーサイエンスをDavinci YRGB、
タイムラインカラースペースをDavinci WG/Intermediate、
出力カラースペースをRec.709-A、
にしておきます。
細かい説明は省略しますが、もうおまじないみたいな感じですね。
続いて、撮影した素材はすべてS-Log3という前提としてタームライン全体にカラースペース変換の設定をしておきます。

タイムライン全体に設定

クリップごとに設定することもできますが、すべてS-Log3で撮影されることを前提にするとタイムライン全体に設定します。
ここで自分の使いたいフィルムを決めておいて、クリップごとに明るさなどを調整するイメージになります。
最初のノードではカラースペース変換です。

カラースペース変換

ここでS-Log3の眠たい(色味のあまりついていない薄い)映像をRec.709(普通の色味)に変換します。
ポイントは出力ガンマをCineon Film Logに設定するところです。
この設定で、この後に設定するLUTのかかり具合がちょうどよくなります。

LUT

LUTはお好みでよいと思いますが、最近のお気に入りはKodak 2383 D65です。
Fujifilmのものでもよいと思います。
これで全体がいい感じになったと思います。
ここから各クリップごとの調整をやればよいと思います。
タイムライン全体に対してさらにフィルムグレインを付け足すのもよし。
S-Logは怖くない!
みんなで楽しんでいきましょうw

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