安心と安全性について/アンディ社長へのインタビュー(vol.2)
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安心と安全性について/アンディ社長へのインタビュー(vol.2)

OUT OF EARTH JAPAN

今回はより詳しく製造方法や原材料にについて尋ねてみました。

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Q1: 日本の市場ではCO2抽出法によるCBDオイルが一般的に知られています。今回どのような経緯からディスティーラー(蒸留)式を選んでいるのでしょうか?環境についてやその他の利点などがあればお聞かせください。

アンディ:CO2抽出は、大麻抽出物の製造方法として、現在、おそらく世界で最も広く使用されている方法です。この方法はコスト的にも効率的にも優れています。日本市場で販売される高級品用には特に、粗油の製造だけでなく、この粗油を精製する必要もあります。当社では、CO2抽出よりもさらに優しい方法で粗油(精製のベースとなるオイル)を製造しています。FARMHUSではコールドプレスオイルに特化しておりますので、科学的な溶剤を使わずに、環境にも優しい方法で、茎や種子から粗油(生の原料からの抽出物)を得ることができます。

しかしながら、粗油を精製し、期待どおりの最終製品にたどり着くには、様々な方法がありますし、方法それぞれに長所と短所があります。まず抽出物は、精製され、希望のカンナビノイドを分離する必要があります。その場合頼りになるのが当社の持つネットワークになります。ネットワーク内のパートナーが、目的に合った抽出物を得られるよう、さまざまな機会を提供してくれるのです。分別蒸留も、このバリエーションの一つです。この方法を使うと、環境負荷としての大きなエネルギーを使わずに個々の成分を取り除くことができます。これにより、自動的に希望のカンナビノイドの濃度を高めることができます。カンナビノイドをさらに精製する必要もありません。抽出物をさらに発展させたのが蒸留であり、この方法は今後ますます利用されるようになるでしょう。なぜなら、妥協することなくお客様の希望どおりにお応えすることができ、その純度の高さを印象づけることができるからです。


Q2: なぜMTCオイルをではなくヘンプシードオイル選んだのでしょうか?MTCオイルとの違いやコールドプレスにしている理由などをお教えてください。

アンディ:MCTオイルは、有効成分を素早く利用するのには適していますが、それ以上の付加価値は、実はあまりないのです。CBDやCBGをヘンプシードオイルに溶かして使えば、有効成分が運ばれるスピードはそれほど速くはありませんが、成分は時間をかけ、より均等に運ばれます。意識高く健康的なライフスタイルを送る方々にとって、ヘンプシードオイルは、貴重な成分を供給してくれる存在になると思います。このオイルは、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸、リノール酸、ビタミンEがバランスよく含まれていることで知られています。

不飽和脂肪酸は人体のさまざまな機能にとって重要な役割を果たしてくれますし、ビタミンEはお肌に栄養を与え、お肌を内側から強化してくれます。これらの成分を最大限に含有させるために、当社では非常に優しいコールドプレス製法(低温圧搾法)を使用しています。原料も、ドイツのバイエルン州で厳しい管理の下に有機栽培されたハルドヘンプシードのみを使用しています。これにより、当社では、独特の品質と心地よい味を実現しています。コールドプレス製法の利点は、その名の通り、オイルを抽出する温度にあります。熱は栄養成分に悪影響を与えてしまうため、熱を使うと、オイルの品質が損なわれてしまうのです。

Q3: なぜローズマリーを追加しているのでしょうか?このローズマリーエッセンスについてもう少し詳しく教えてください。原産国や抽出法や追加テルペンとしての期待する効果効能についてなどお聞かせください

アンディ:コールドプレスはCBDオイルの品質保持期限を自然な形で伸ばしてくれますが、その他にも特性があります。優しい抽出プロセスにより、多量のカルノソール酸が生成されるのです。カルノソール酸には、抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用があります。ローズマリーエキスに含まれるテルペン類は、CBDとCBGのバイオアベイラビリティを高めると考えられています。当社の抽出物は、スペインで有機栽培されたローズマリーを原料としています。

Q4: 製造工程において日本市場への製品については、THCが一切含まれていことに加え、成熟した茎と種からのみという非常に特殊な状況と思います。この点について苦労したことや難しい点を教えてください。

アンディ:私たちは、日本市場の為に新しい作業プロセスを開発しました。バイエルンの農業経営者や大学のパートナーと協力して、CBDとCBGの濃度が最も高く、同時にTHCがほとんど含まれていないヘンプシードを原料として選びました。日本では成熟した茎や種子からの抽出物しか認められていませんので、広大な土地で栽培する必要がありました。茎部分にはTHCを含まないカンナビノイドの含有量が少ないため、原料が大量に必要でした。

幸いなことに、当社では大麻のすべての部分を使用することができますから、この種の栽培方法にはエコロジー面での付加価値もあります。収穫の際には、茎を他の部分から分離し、先ほどお話しましたように、優しい圧縮プロセスを用いて粗油を抽出し、精製の準備を整えます。

ヘンプシードオイルの種からは、殻が取り除かれます。これは、種の殻にも付着しているTHCが最終製品に混入するリスクを避けるためです。このように、種から販売に至るすべての工程において、工程の一つひとつを目的別に管理できることは、素晴らしいことだと思っています。この方法のお蔭で、日本のお客様向けに、カスタマイズされた製品を作ることができるのですから。

私たちの抽出物の出発点が大麻植物であることは、今後もずっと変わりありません。化学合成されたCBDや酵素処理により得られたCBDが同じ結果をもたらすことを他のサプライヤーがたとえ約束したとしても、それは変わりません。天然のCBDは、合成のCBDよりも生理活性効果が高いという研究結果も出ています。さらに、大麻を栽培することによりエコロジカル・フットプリントも改善しますので、そのためにも大麻の栽培を推進していきたいと考えております。

大麻からはCBDが抽出できるだけでなく、植物全体が、さまざまな製品として利用可能なのです。ヘンリー・フォードの精神に則って言えば、「大麻の畑から森林製品や鉱山製品に相当するものを毎年収穫できるのだから、何世紀もかけて成長した森林を伐採したり、数え切れないほどの年月をかけて形成された原料鉱山を枯渇させたりするには及ばないではないか」、といったところになります。

Q5: 日本国内ではCBDなどの原材料の製造は法律によって禁止されています。様々な国からの輸入に頼るしかありませんが、あまり畑に関する情報がありません。へンプの原産国ドイツのAVITAS社とはどのような会社なのでしょうか?

アンディ:AVITASは、バイエルン州の農業経営者や大麻愛好家によって設立された会社です。ドイツには大麻の栽培に適した非常に良い土壌があり、農地も広く確保できますので、AVITASはLAU社といった他の農業経営者と提携し、現在はFARMHUS社と呼ばれています。名前が変わっただけで、ネットワークはさらに広がり、有能なパートナーが次々に仲間入りしています。FARMHUSは、私たちの緊密なパートナーです。ドイツのバイエルン州の理想的な条件の下で、パートナーと連携して大麻を栽培しています。FARMHUSは、長年の経験を持ち、ノウハウや栽培面積の点でヨーロッパでも有数の農業経営者が集まった会社です。高い土地生産性を誇っていますので、研究を行う余地もあります。FARMHUSは、異なる大麻品種の交配や、大麻繊維やその他の大麻成分の代替的な利用方法など、画期的なプロジェクトに多くの時間をかけて取り組んでいます。


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