「CloudAtCost」という名の玄人向けVPSについて

はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。

外出が出来ない日々が続いておりますので、暇つぶしに3年くらい前に経験した黒歴史を掘り起こしております!ココロが痛いぜ!

「CloudAtCost」とは何か?

知る人ぞ知る激安買取VPSサービスです。

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アメリカとの国境付近に設置されたカナダの企業で、水力発電による格安電力とオフリリース品(特定顧客が利用を終了した、保守サポート切れサーバ類)を活用する事で事業を成立させていると思われます。

私がこの会社と初めて契約したのは2017年だったかと思います。すぐ使えなくなるかな〜と思っていたのですが、少なくとも3年は事業継続しているのと、地元大企業との業務提携、メンテナンスフィーの追加(1ユーザ1年9ドル固定)により、昔に比べると経営基盤が安定しているので、もしかするともしかするのかな〜と思っています。

なお、結論は「あまりにも玄人向けだから、初心者は別のVPS業者を使いましょう」です。カラクリが分かっている方以外にとってはは安物買いの銭失いにしかなりません。

決して本番サービスをこのVPSで動かそうとしてはなりません。
100%BANされます!

使い勝手について

こちらのサイトに紹介されている内容が全てです。

2017年頃に比べるといくつか改善されていますが、以下のようなことは継続して発生しているようです。

立てたサーバがまともに使えるかどうかも不明で、「Console」ボタンを押しても接続できなかったり、接続できても外部との通信ができない(ネットワークが使えない)ことが多いです。その場合は基本的に再度サーバを立てるしかなく、その度に上記の通り時間がかかります。

どうしてそのような事になっているのか?

サーバ構築中に頻繁に再起動していると、起動中のログが見えるのですが、どうやら仮想化技術として「VMware vSphere」を利用しているようです。ただ、以下のような問題があるのではと推測しています(裏付けは取れていません、推測です)

・Off Lease Used Hardwareを使っているので、最新のvSphereをインスト出来ない(※サポート切れのバージョンを使っている)
・Hardwareの型番がバラバラ(※あるいはサポート対象外ハードの利用)
・そもそも、リソース詰め込み過ぎ(※IP枯渇の原因はおそらくこれ)

見落としがちな利用規約

過去にCloudAtCostのサービスを使っていて、気が付いたらサーバが強制シャットダウンされていたことが何度かありました。おそらく、以下のあたりの利用規約の禁止事項に引っ掛かってのではないかと思います。(※Google自動翻訳)

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10.5.1が特にキツいです。Google砲を喰らうとサーバごとシャットダウンされます、凄ぇぜ!サービスが一発大当たりして常時アクセスが増えるとサーバごとシャットダウンされます、痺れるぜ!

10.5.2も地味に効きます。Twitterサービスがバズって一時的にCPU100%張り付くと、5分後にあなたのサービスも死にます、感動だぜ!

10.5.3は構築時に痛い目に遭います。リソースをいっぱい割り当てて数ギガを超える開発環境ツールをどんどんインストールしていると、途中で強制シャットダウンをくらいます、素晴らしいぜ!

上記3つとも発動させた経験があります。容赦なく落とされます。閾値超えたら自動的に発動するScriptが仕掛けられているんだと思います。

結論

「あまりにも玄人向けだから、初心者は別のVPS業者を使いましょう」

では、なぜこんな記事を書いたのか?

VPS料金比較表一覧で「CloudAtCost」の名前を見かけたからです。安いには安いなりの理由があります。サービスの品質とコストは比例します。皆様におかれましては、銀の弾丸を求め過ぎてクレームモンスターにならぬよう、十分にご配慮を頂きたく存じます。

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たぶん続きますが、おなかがいっぱいになったヒトが多数だと思いますので、本日はこの辺で。ではでわ〜

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