Flashサポート終了に、どう対応すべきか(VMware ESXi 6.5編)

はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。

このようなご時世なので、自宅でサーバ環境構築、頑張ってます。
ひきこもりが捗るな!!

なぜこの記事を書いたのか?

2020年12月現在あと2週間ほどでぶつかる大きな壁、Flashのサポート終了に対してESXi 6.5利用者はどのように対応するべきなのかというナレッジを残す為です。なお、本noteには個人管理のESXiサーバ相手に検討した結果を書き連ねています。お仕事として本知識を利用する場合は、事前に十分な検証を行ってくださいね。約束ですよ!

こんなことせずに素直にESXi 6.7にアップグレードしろよというツッコミ、ありがとうございます。ワタクシ、Xeon 55xx シリーズ利用者なので、無事しぼーなのです。

vSphere 6.5 のサポート対象プロセッサのうち、次のプロセッサは vSphere 6.7 ではサポートされません。

・Xeon 31xx、33xx、34xx Lynnfield および Clarkdale、35xx および 36xx シリーズ
・Xeon 52xx、54xx、55xx、56xx シリーズ
・Xeon 65xx シリーズ
・Xeon 75xx および 74xx シリーズ
・i3/i5 Clarkdale シリーズ
・i7-620LE プロセッサ シリーズ
・各種の i3/i5/i7 Nehalem/Bloomfield/Clarksfield、Lynnfield、Clarkdale/Arrandale、Westmere/Gulftown シリーズ
・AMD Barcelona、Shanghai、Champlain、Rana、Istanbul、Magny-Cours、Lisbon シリーズ
・Opteron 13xx、23xx、24xx、41xx、61xx、83xx、84xx シリーズ
・Athlon-II-X2 Champlain、Athlon-II-X3/X4 Rana シリーズ

問題点

かの有名な、こちらのアナウンスとなります。

アドビは2020年12月31日でFlash Playerをサポートを終了するため、2021年1月12日以降、Flash PlayerでのFlashコンテンツの実行をブロックします。すべてのユーザーの皆様にはFlash Playerを直ちにアンインストールし、ご自身のシステムを保護することを強く推奨いたします。

はい、2021年1月13日に騒がないでくださいね、金曜日じゃないですよ。

具体的に何が問題かと言いますと「vCenter 6.5がFlashで稼働する為、VM基盤の管理ができなくなります」

■対策その1:Flashが使えるブラウザを持つサーバを用意して、踏み台サーバ運用する

国内企業さんが大好きなアレ。確実に動きますが、うっかりブラウザをアップデートしないように、踏み台サーバ自身のバックアップとスナップショットも、きっちり取っときましょうね!!

(2021年1月5日追記)
お知り合いの有識者に聞いた所、2021年1月12日以降は、追加でこの作業が必要とのこと。メーカとしてナレッジは公開しているが、サポートしているわけではない点にご注意。


■対策その2:vCenter 6.7 for アプライアンスにESXi 6.5を管理させる

vCenter 6.7はHTML5対応していますし、ESXi 6.5への下位互換性もあります。安定した選択肢なのですが問題点がただ1つ。一般のご家庭に、企業向けアプライアンス製品を設置可能なサーバラックなど存在しない!

■対策その3:vCenter 6.7 for WindowsにESXi 6.5を管理させる

残念なお知らせです。vCenter for Windowsは開発が廃止されました。

vSphere 6.7 リリースは、vCenter Server for Windows の最後のリリースです。このリリースの後、vCenter Server for Windows は使用できなくなります。

■対策その4:vCenter 6.7 仮想アプライアンスにESXi 6.5を管理させる

これが正解。確実。手堅い。おめでとうございます!

■最終手段:vCenter 6.5を海に投げ捨て、ESXi 6.5のみで頑張る

意外とあり。
忘れられがちですけど、ESXi 6.5 WebClientは、HTML5対応しています。
個人で使う範囲においては、本機能で十分でした。
なお、HTML5版のWebClientで設定可能はパラメータはごくごく限られていますので、必用に応じてSSHを許可してCLIで操作する覚悟が必要です。

そもそも話(ESXi 6.5サポート期限)

vSphere 6.5は、ジェネラルサポートが2021年11月15日で切れちゃうので、サーバリプレースした方が良いですよという話もあります。

ワタクシのようにジャンク企業向けサーバを使って遊んでいる個人にとっては、上記対策みたいな小手先技が必用ですが、王道の手段ではないってことは頭の片隅に覚えておいて欲しいです。定期的な情報資産の見直しを。

おまけ:我が家の仮想環境事情

こんな編成です。自宅ラボ完成、やった〜

■母艦:自宅ESXi 6.7に、vCenter 6.7 をインストール

■子機:ESXi5.5搭載機、カナダで頑張ってます

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本日はこの辺で、でわでは!

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