【ディヴァインズ ファイト解説 その9(Season第2話)】

劇中のファイトについて、簡単な解説をしていきます。

初心者の皆さんが、よりお話を楽しめるお手伝いができれば幸いです。


【注意】

Season2第2話ネタバレを含みます!
ネタバレ禁止 悲ピーマン🫑の方は、ご注意ください!!!

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【解説序文】

今回解説させて頂くのはSeason2第2話、 島﨑信長さん演じる藍川クオンと、川島零士さん演じる呼続スオウのファイト!

シヴィルトの企みによって開戦を迎えた『宿命決戦』、第一戦の組み合わせはクオンVSスオウ。
優れた頭脳を誇るクオンの才覚は、ファイトにおいても遺憾なく発揮され、スオウを追いつめていきました。

【序盤】

互いに、ヴァンガードがグレード2以下の段階で激しく攻め合いました。
特に先攻であるクオンの攻勢では、序盤から単体で高パワーを叩き出せる「ハルシナトリィ・モルフォ」が大きな役割を果たします。

しかしこの攻勢をスオウはうまく防ぎ、ダメージは僅か1点。
返すターンでは負けじと攻め返し、逆にクオンへ3点ものダメージを蓄積させます。
この段階では、一見クオンが劣勢にも見えましたが……。

【中盤】

先攻3ターン目、クオンは自らのデッキの主軸となる『宿命者』、「レヴィドラス」へライドします。

クオンは早速「レヴィドラス」のスキルを使用し、自陣と敵陣にそれぞれ「無限鱗粉(インフィニット・アイズ)マーカー」を設置したのち、ユニットを展開して攻勢に出ます。

このマーカーが設置された場所は、とどのつまり「レヴィドラス」の支配下。
その場にいる味方をパワーアップさせることが出来るようになります。

また、「レヴィドラス」自身のスキルでこそありませんが、後列からアタックする(させる)能力が多いのもこのデッキの特徴。
このターンは「フルナレッジ・フォクシル」で「クラレンス」を後列からアタックさせ、アタック回数を増やしスオウを追い込んでいきます。

この為にも、スオウのターンでは十分にダメージを受け、「レヴィドラス」や「フォクシル」のコストであるカウンターブラストを払えるようにする必要があったのです。

対するスオウはこの攻勢においてもダメージは2点に抑え、現在はダメージ3点。
しかし序盤から防御に多くの手札を割いており、クオンのターン終了時点で手札は僅か2枚。
攻め返すにはいささか不安があるように見受けられる中、彼もまたデッキの主軸である『運命者』、「ブラグドマイヤー」へライドします。

手札が少なく攻め手が乏しいこの状況において、心強いスキルを持つのが「ヴェドローク・ドラゴン」。
ソウルからユニットを展開することで手札を温存する助けとなるだけでなく、「イヴォーク・アルケミスト」でスタンドさせる対象としても優秀なパワーを誇ります。
盤面を整えたスオウは、そのまま攻めかかります、が。

しかし、この攻勢に水を差すのも「レヴィドラス」の得意技。
スオウの盤面に置かれた「無限鱗粉」マーカーの上から行われたアタックを、一度きりとはいえ弱体化させてしまいます。
更に前のターンで「モルフォ」のスキルで手札に確保していたブリッツオーダーも用い、余力を残したままスオウの攻勢を凌ぎ切りました。

【終盤】


仕留め損なったとはいえ、ダメージはまだ3点、手札も6枚確保しているスオウ。
対するクオンは、「ブラグドマイヤー」の持つディヴァインスキルの事も考えると、このターンで勝負を決めたいところ。
彼は「ペルソナライド」を決めつつ、「レヴィドラス」が持つ更なる力を引き出していきます。

再び「レヴィドラス」のスキルを使用し、「無限鱗粉」を広げていくクオン。
おまけに「ディヴァインスキル」を発動させ、「レヴィドラス」自身を大幅に強化しつつ、更にマーカーを拡散させます。

更にマーカーが増えた事で、「フォクシル」だけでなく「オンフォール・アノートガスター」までもが、後列からのアタックによる追加攻撃を可能とします。
攻撃回数は5回、おまけに「ペルソナライド」と「無限鱗粉」によりパワーも非常に高くなった状態の攻勢を、スオウは防がなければならなくなりました。
しかしそれをしようにも、彼の手札には「守護者」がなく、クリティカル2となっており一番防ぎたい「レヴィドラス」のアタックを止めることもままならない状況です。

ですがスオウのダメージはまだ3点のため、ダメージ2点を受けてもまだ敗北には至りません。
ならば、あえてここでダメージ2点を受け、ダメージチェックでトリガーを出すことが出来れば、ヴァンガードを強化し追撃を防ぎやすくできる可能性もあるとスオウは考えます。
結果、彼は「レヴィドラス」のアタックに対してノーガードを宣言。賭けに出ました。

しかし、そのドライブチェックでめくれたのはクリティカルトリガー。
一気にダメージ3点を叩き込まれ、ヒールトリガーやオーバートリガーの救済もないまま、スオウは敗北してしまいました。

【総評】


「レヴィドラス」デッキの知識が乏しい上に、相手には「ブラグドマイヤー」のディヴァインスキルを知られ警戒されるなど、情報面での不利が非常に目立ったスオウ。

しかしそれでも、中盤以降の攻勢に対する警戒を怠らず、ダメージを最低限に抑えるなど、かつて『運命大戦』で見せた強さに陰りは見られませんでした。
クオン側の実力も高く、運が勝敗を分ける程には拮抗していたと言えるでしょう。

【キーワード解説:「マーカー」】


カードの能力により、いずれかのサークルに置かれる特殊なカード。(デッキとは別に用意する)
多くの場合、そのサークルの上に置かれているユニットに、強化・弱体化などの効果を及ぼす事となる。
一部のカードは、特定のマーカーの数や位置を参照するスキルを持ち、特に「レヴィドラス」デッキは「無限鱗粉」マーカーの数や位置を重視する。

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