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お金と人の価値について話をしよう by CU客員教員市川雄一郎


■ 自己紹介をしておこう

私はフルオンラインのサイバー大学の教養科目の「ファイナンシャル・プランニング入門」「資産運用実践論」の2つの科目を担当している教員だ。

教員と言っても専業ではなく客員教員であり、本業は資産運用に関する様々な業務にプロフェッショナルとして携わっている。

サイバー大学はソフトバンクグループの株式会社立大学で、正規の学位である学士号(IT総合学:Bachelor of Information Technology and Business)が取得できる。

学生の多くは社会人で、年齢幅も広く、私が担当した学生は新卒の18才から80代まで幅広い。学生はとにかく個性的だが、優秀な学生が多い印象を受ける。

オンライン大学でなぜそれを実感できるのか。

サイバー大学には数多くの部活やサークルが存在するのが、私は「CU起業部」という部の顧問もしているのだ。CUはサイバー大学(Cyber University)の英語の頭文字だが、この部は女性起業の豊福鮎美さんが部長を務め、既に100名を超える部員を率いるサイバー大学の中でも大きな部の1つになっている。

CU起業部には、学生だけでなくOBOG、教員の入部も可能で、学生やCU大学の教員までが入部をしているという世にも珍しい部である。

しかし、この部がとにかく凄い。学生は様々な職業人が多く、また学生の居住地は日本全土に広がるのだけではなく、海外にも存在する。これはオンライン大学だからこそ可能なのだろうと思うが、そのお陰でとにかく色々なところに人脈が作れるのも強みだ。

これは通学制の大学や単なる通信教育大学では不可能または難しいのではないかと思うが、それが出来てしまうのがこの大学の魅力でもある。

ここで少しCU起業部の部員の紹介をしよう。既に起業をしている人やこれから起業をしたい人、また社内起業に興味がある人など様々だ。

またいわゆる世間一般の人がよく知る著名な大学卒業生、またはそこをやめて編入してきた学生もいるほか、CUから他大学院へ進学してMBAを取得しているOBOGもいる。海外の著名な大企業に勤務する人、国内の上場企業に勤務する人もいる。とにかくバラエティにとんだ部員が多くいることは間違いない。

そして、このCU起業部には、ラジオ番組的なポッドキャスト配信の番組もあるので、是非聞いて欲しい。「公式ツイッター」から是非ご覧あれ。

Twitter:サイバー起業部

そしてこのCU起業部の部員たちが中心となり、「サイバー大学性がオンライン勉強会やるってよ!」通称「オンやる」を開催する。

とにかくゼロから企画した、勉強会というの名のオンライン文化祭のようなものが開催れるのだ。私はこの企画を最初から見ているので、その学生らの意気込みを知っているので、是非多くの方に当日は見てもらいたいと思っている。

■ お金の価値について話そう

さて、専門的な話をここからしよう。

みなさんは、お金の価値について考えたことがあるだろうか。例えば、あなたが仕事の依頼を受けたとしよう。

報酬は100万円だ。あなたが成果物を取引先へ提出したその日に報酬をもらえるのと、翌月末にもらえるのを選べるとしたらどちらを選ぶだろうか。そしてそれはなぜでしょうか。

理由は様々あるだろうが、きっとその日に貰うという人が多いはずだ。報酬金額に変動がなく、確実に今もらえるのであればその方がいいに決まっている。

ファイナンス的な考え方をするのであれば、今日もらった100万円は、その日のうちから運用が可能だからだ。

仮に銀行に預ければ、その分利息がつく(今低金利なので円預金では効果は低いが…)ので、その分お金の価値は上がるし、直ぐに事業投資を行いたい案件があれば、早く初められるメリットがある。

一方で、仮に翌月末まで1ヶ月あったとしたら、1ヶ月分の利息はもらえないし、事業を早く初められないことで、そこから上がる利益も遅れることになるのだ。

よく経営学の学びの中で出てくるフレーズに、「今日の100円は明日の100円よりも勝ちがある」というものがある。これにはそういう意味があるということなのだ。

お金の価値をこういう観点から考えるだけでも、資産運用だって1日も早くはじめたほうがいいのだ。

ただし、どんなもので資産運用をするにしても、その運用するもの(金融商品、不動産、事業など)の理解をせずして運用することは勧めない。

仮にそれが預金であっても考えは同じだ。何かで運用するということは、自身の資産を投じること、つまり投資なのである。

投資で大事なことは、知らないものに資産を投じないこと。それは自動車の運転免許証がないのに公道で自動車を見様見真似で運転するのと同じくらい危険なことだからだ。

■ 人の価値について話をしよう


お金の価値の次は、人の価値について考えてみたい。

人の価値とは一体何だろうか。会社であれば組織として必要されることであり、その評価によりポジションや役職、給与などが決められていく。

家族、恋人、親友、仲間などであれば、安らぎの場になったり、日々の生活の源になる人だったり、夢を語りあえたり、悩みを相談できたり、お互いを励ましあえたり、泣いたり笑ったり、時に本気で怒ってくれる人に無意識の価値を感じているはずだ。

今、自分の周りにはそういう人がいるだろうか。

いる人と言える人は、その人の存在価値はとても大きいはずだ。なぜならば、人の影響を受ける分、きっと自分も誰かへ影響を与えているからだ。

これがある意味であなたいる存在価値でもある。

もちろん、人数で価値が決まるわけではない。たった一人でも、そう思えるひとがいるのであれば、生きているだけで価値があるのだ。

いや、私にはいない…そんなこと思った人、それは違う。この文章を読んだ時点て私とあなたは既に価値を共有しているからだ。私の文章を読んでくれたことに感謝である。

さぁ、オンやるがついに始まる。企画をした仲間たち、参加する仲間たち、見る仲間たち、色々な人がオンやると繋がる。楽しみで仕方がない。

■ オンやる企画の役員たちへ…そして参加する仲間たちへ


オンやるW委員長のあゆみ部長とうぽるさんをはじめとした多くの役員が、企画初日から連日連絡を取り合い、原則毎週日曜夜にMTGを重ねてきた。私も時折顔をだしたが、本当にすごくまとまった役員たちであり、頭が下がる。

また、自ら初のオンやるへ積極的に参加する学生たちの心意気と士気の高さは素晴らしいとしか言いようがない。

こんな愛おしいと思える学生たちがいるこの大学は本当に凄いと思うし、ここで教員をしていること、またCU起業部の顧問でいることがとても幸せであり、心から誇りに思う。みんな本当にありがとう。

オンやる当日が、関係する仲間たちにとって素晴らしい1日になりことを、そして青春の1ページに刻まれることを心から願うばかりだ。私も楽しませてもらうぞ!

サイバー大学客員教員/CU起業部顧問 市川雄一郎

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