【Day12:価格設定について】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

今日は学習教室の価格設定について。

うちは小学生が原則19時まで、中高生が21時までの利用で開校時間はどちらも16時からだ。

週3コースが22,000円
週2コースが16,500円
週1コースが11,000円
の料金設定にしている。

小学生〜高校生まで料金は同じ。
中学生以降は、部活が終わって大体18時過ぎから利用を想定しているため、実質的な利用時間は小学生〜高校生まで約2.5時間~3時間の利用。
だから料金も一律同じにしたのだ。

保護者から見るとどうだろうか。これは、高いのか、安いのか。
おそらく、内容云々の前に保護者は放課後の習い事というジャンルで一括りにするだろう。

地域の保護者に聞いたところ、月の習い事の平均金額(週1回)は5,000円から10,000円ほど。それらと比較するとうちは割高だ。理由としては、時間が長いこと、個別学習であること、コンテンツがもりもりなため準備にかなり時間がかかっているから。

小学生〜高校生と学年が上がって行くにつれて習い事の金額も上がって行くことを考慮すると、今、小学生の金額を少し下げるかどうかすごく悩んでいる。

また、超裕福な家庭に届けたいのではなく、地域で暮らしている一般家庭の子どもたちに届けたいので、これ以上金額を上げることは考えていない。

例えば、小学生の料金を8,800円にしたとする。
仮にどちらも週1コースで満員になったとすると、
11,000円のとき → 1日10名×11,000円×週3回開校=330,000円
8,800円にした場合 → 1日10名×8,800円×週3回開校=264,000円
最大月に66,000円損することになる。

差額は2,200円だけれども、保護者的には1万円を切っているかどうかというのがまず一つポイントかもしれない。
1万円を超えた時点で習い事候補の比較対象から外されてしまうとなるとかなりもったいない。
また、8,800円にしたからと言っていきなり多くの人が入るのかもわからない。

ただ、いろんな業界を見ていると、最初は安くして、お客様の信頼を得てから少しずつ金額を上げていっているところをよく見かける。実績を残すためにはそういう思い切ったことも必要かもしれない。だけど、サービスを受ける人(子ども)とお金を支払う人(保護者)が違うということが習い事業界の特徴だからこれが参考になるとは限らない。

・保護者と子どもが満足できること。
・他の習い事と比較してそれでも通わせたいと思う魅力があるかどうか。
シンプルにたったこの2つだけなのに、最適な価格設定ってむずかしい。

30分で書くと話がまとまらない。笑

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