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「集まれ!コウの視聴者」に送ったお便り・覚え書き

アイキャッチ画像のお写真提供者:@yuuen_maru さま

スペースアーカイブ

卯月のお誕生日配信で読んでいただいたお便りについて、自分が興奮しているうちにまとめておく。(8通目・1:12:00〜)


お便り本文

オタクの男の子になりたかった女が、ただ卯月の配信を楽しむオタクになれた話。

小学生の頃からインターネットにどっぷりハマっていった。かっこいい・面白いと感じたものを自由にシェアできる無軌道で無作法な土地だった。

と思った。
慎重に投稿した2chで第一人称を間違えたら烈火の如く叩かれた。私の股は臭いらしい。
面白いギャグ漫画を読んでたら面白さが分からないだろうと言われた。私はキャラしか見てなくて物語を咀嚼できないらしい。

そんなことがあり、いわゆる女性向けジャンルも、ネットで誰かと議論したりファン活動を共にしたりすることも少なかった。

同時にそれなりにインターネットをうまくやる方法が分かってきた。今でもネットで一人称をボカす癖は抜けない。でも楽しかった。男の子になれて、不躾に人と笑い合えた。

大人になって、カードゲームが好きになり、インターネットを飛び出してカードショップに行った。私の対面になった人3人連続に、デートもしてないのに告白された。私はそんなに可愛くない。断ったらTwitterをブロックされ、私が参加したただの飲み会を裏で「オフパコ会」となじられた。もうオフでは遊べなくなり、学生時代の身内とちまちま遊んでる。

楽しかったから男の子になりたかっただけじゃない。ただインターネットの人権が欲しかった。自分が見てる世界は色眼鏡つきで、どんな性別でも性的嗜好でもつらいことはあるんだろうけどね。でもネットで嫌われ続ける性別でいながら、ネットの文化が大好きで、活動者ほどには人を惹きつけられないゾンビはたくさんいるはず。

卯月の配信を見て、最初は怖かった。私向けじゃないだろう、と。でももう大丈夫。この人にハマってもわたしはやり方を知ってる。

…と思った。
卯月コウを取り巻くファンたちの雰囲気は異様だった。そして私が辿り着きたかったインターネットだった。卯月コウのオタクは、本気で卯月コウを見つめ続けることを最良の価値と置いており、ハマってから今まで一度も、自分の性別に負い目を感じたことはなかった。私が透明にされてる感じもなかった。全てのオタクの感情が卯月の前では同質で、ただ観測されているだけだった。

卯月が中学生でいてくれるおかげで、あの頃遠慮してできなかったオタクライフを、自分も中学生に戻って謳歌できてる。

私は男の子にならずに、やっとマジで何者でもないガキオタクになれた気がする。

ありがとう、誕生日おめでとう。
私にコウボーイ企画にお便りを送れる機会をくれてありがとう。

覚え書き

たまにスペースで言っていた話。を、「コウボーイ企画に自分が送れる」っていう機会に重ねて、結構推敲を重ねて書いた。

過去のアーカイブにも価値が生まれたって言ってくれたのが嬉しかったし、「こいつの物語だ」って言い切りながら、象徴的だとも言ってくれたのが、卯月を取り巻くリスナーをわかってる感じがよかった。

あと、「最良の価値を〜」とかは言い過ぎ。ごめん。でも、別の配信者からVtuberを見始めたから、結構スゲェなって思ったのは本当。異様だったよ。なんか、言い方悪いかもだけど、そこまで事務所内でめちゃくちゃデカイ人気ってわけじゃないのに、やたらファンが活動的すぎたし、FAを初めて投稿した時もどんどこいいねくれたし。

チャット欄で「卯月呼びなんだ」っていうのがあって笑った。冷静。

「〇〇(性器)さん」呼びなどについて。あと、治安の悪さとのトレードオフについて。それは結構わかってるし、ある程度露悪的でもいいって個人的には思ってる。だからそこまで怒るとか失望とかは今はない。怒っている人は立派だと思うし、私もNOとは言っていきたい。まぁ正直今回問題に上げたいものではない。

パブサしまくってたら、泣きそうだったっていうオタクも多くて嬉しかった。無自覚に「俺」を使ってたという人もいた。抱きしめた。

あと、これを送ろうと思わせてくれる空間を作ってくれて、しかも採用してくれたのが本当に嬉しかった。卯月はインターネットの最先端でギリギリのバランスを保ってると思う。

あとオフパコ会とブロックと告白は同じ人間です。

きんたま

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