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映画のあとに青色の昔が・・・

映画「MINAMATA」を観てきました。

フォトグラファーの端くれとして色々と考えてしまいました。

そして「昔の自分」が「今の自分」に語りかけてきます。

「ユージン・スミスに憧れ、土門 拳に憧れ、浅井慎平に憧れた君は彼らに近づけているの?」

恥ずかしながら昔の方が「彼らに」近かったと思います。

無意味だと分かっていても近づく努力をしていました。

青色の過去が懐かしくも厳しく私に指摘します。


いい機会なのでユージン・スミスへの思いを手紙にしました。


ユージン・スミスさんへ

映画、観ました。

色々な方に今よりもMINAMATAの事を知ってもらう機会になればと思いました。

ちなみに「私には」酷な映画でした。

憧れた「あなた」に1ミリも近づけていないことを痛感しました。

遠くて、やっぱり遠い存在です。

最後に僭越ながら感想を。

写真家がカメラを無くしてしまうシーンは、面白くもあり、心配にもなりました。

映画の想いが日本全国に、そして世界に伝わることを願っています。


フォトグラファー 中野一行


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