Thunderbirdで署名の上のハイフン区切り(--)を初期セットしない方法

ハイフン区切りの由来

仕事(Windows)では、外部とのやり取り用にまだまだメーラーとしてThunderbirdを使っています。

ところで、署名の上に付されるハイフン区切りって何の意味があるのでしょう?

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インターネットで調べてみると、RFC 3676 なる規格みたいなものが存在し、Usenet という古いコンピューターネットワークでそのような慣例があった、との記載があるとのこと。

4.3. Usenet Signature Convention

There is a long-standing convention in Usenet news which also
commonly appears in Internet mail of using "-- " as the separator
line between the body and the signature of a message.

ハイフン区切りの効果

私が認識している挙動上の効果は、

1)送信済みメールや受信メール上で、署名部分がグレー色に薄くなって存在感を減らしてくれます。

2)返信メールの作成ウィンドウを表示すると元のメッセージが下に引用されますが、その際に署名部分が省略されます。

というものです(他にもあるかもしれません)

1)は別にいいのですが、2)が自分にとっては不都合を感じます。

というのは、メールを何回かやり取りする際に通常は引用部分が下に連なっていきますが、その途中のメールの発信者が誰なのかの情報が無くなってしまうからです。

もちろん、そのメールの先頭には、誰々wrote: みたいな情報もありますが、署名や名前もそのまま残っていた方が一目瞭然で分かりやすいです。

ハイフン区切りを初期セットしない方法

というわけでそのハイフン区切りを初期セットしない方法はこちらです。

1.「ツール」-「オプション」-「一般」と進み、画面下部の[設定エディタ...(C)]ボタンをクリックする。

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2.[危険性を承知の上で使用する]をクリックする。(自己責任でお願いします)

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3.「separator」と入力し、検索された「mail.identity.default.suppress_signature_separator」をダブルクリックする(値がfalseからtrueに変更されます)。

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以上で終了です。ハイフン区切り(--)の初期セットが無くなりました。

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#Thunderbird

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