余韻に浸りすぎているのだけれど...。
単独に行ってからちょうど一カ月も経ったなんて信じられないのだけれど。
時の流れが速すぎるのだけれど。
まだあの日の余韻に浸っているのに……。
この構文が好きすぎて、至る所でフル活用しています。
こんにちは、ほうじ茶ラテです。
男性ブランコの単独コントライブ「やってみたいことがあるのだけれど」
ついに配信が始まりましたね!(延長おめでとうございます!)
単独を見た日から、書きたくて書きたくて仕方なかった
コントのネタバレありの感想を今更ながら、綴らせていただきます。
コントを見て感じたことや、好きだなと思った部分を
ただただ書いているだけなので読みにくいかと思いますが
温かい目で読んでいただけると幸いです。
では。
オープニング漫才
(現地で見た日の内容です。)
平井さんが会場のすぐ側にある海を水分と言ったり、
浦井さんがロープウェイが止まって死を覚悟した話をしたり、
普段のトークライブのような感覚でとても心地が良かった…。
横浜、ましてや赤レンガと言う私には慣れない場所でしたが、
お二人の話がいつも通りで無限大の寄席に行っているような、
有楽町のトークライブに行っているようなそんな気持ちになりました。
そして目に入ってくるのは、普段のお二人からは想像もできないような
ド派手なスーツ。よーく見ると、フライヤーの生地が入っていたり、
ベロア生地が入っていたりパッチワークのようなデザインになっていて
「単独ライブに来ているんだ!」と改めて実感させられました。
余談ですが、私は平井さんの「お優しい方々」っていう掴みが大好きなんですけど、配信(最終日かな?)ではその掴みを半永久的に聴けるので本当に本当に本当に嬉しい限りです。
(平井さんに送ったファンレターにもお優しい方々という掴みの魅力を永遠に書き綴った経歴の持ち主です)
そしてお二人がそれぞれ上手と下手に歩き出しました。
(脳内)
あ、衣装チェンジかな?
けど、サーカスの時みたいにゲストの案内もないし
幕間Vも映せる環境ではないだろうし、どうするんだ?
トニーさん歌うのか?
そんな脳内会議をしている私でしたが
一向に舞台袖に捌けるご様子のないお二人。
すると両サイドからトルソーにかかった衣装がそれぞれ6着。
そして、トニーさんの素敵な音楽に合わせて生着替えをしている
お二人を首を左右に振り回しながら見ているタイミングで気づいたのです。
「もしや、お二人90分間出ずっぱりなのでは?」と。
嘘でしょ、一回も袖に捌けないつもりなの!?
嘘!?ずっと舞台上に!?これは…….凄すぎる。
ここで私は兎さんのコントの見方に反し背筋がピーンとなったのです。
ドン・・・・・ピシャリな観光案内所
浦井さん:野宮正(かなり派手な法被)
平井さん:亮太(真ん中にオレンジチェックのRワッペンが貼られた緑色のセーター)
このコントは、なぜか分かりませんが「笑う蛍」を彷彿とさせてくれるような気がして、とても懐かしく、エモーショナルな気持ちになりました…….。
(笑う蛍の脚本が好きすぎて、大学の講義中に平井さんのnoteを論文並みに熟読したのです。)
そして、このコントは平井さんが仰っていたアクトスペースが本当に活きていて感動しました。同じ舞台の上なのに「演技をする空間」と「そうでない空間」で分かれている、その絶妙な温度感ががアクトスペースで表現されているのだと考えると骨の髄からコント師なのだな…と本当に圧巻でした。
そして私が好きな平井氏ワード「恋の止めはね」
私が見た回は
「恋の止めはねは止まらない、なんて言っちゃって」とか
「先生に朱色の墨で上から、こういう風に直してもらったりね」とか
アドリブ的な要素が結構多くて
(パンフレットの台本読むまで作られた台詞だと思ってた)
生でコントを通したお二人を見ながらも、
自然体なお二人の姿が見れたような気がしました。
そして、これは本当に余談なのですが
私は今大学3年生なので就活に向けて自己分析をしたり
過去の自分のエピソードを思い返したり……
自分自身と向き合う時間がとても増えています。
そんな時に思い出の地を巡る観光案内所のコントに出会い
「私にとっての思い出の地はどこなんだろう」
「もし、自分の子供が現代に観光旅行に来たらどこを紹介するのだろう」
ふと、そんなことを考えてしまいました。
自分は子供に紹介できるほどの思い出の場所はまだないし、
ましてや未来の子供に自分は本当に良い母親なのか聞ける自信もない。
だからこそ、未来の自分が恥じる事のないように、後悔しないように、
自分なりに誠実に生きなくては、と思わされました。
そして、亮太が自分の出産のことを話す時
医者の時計が3分早くて危うく…みたいなあまりに具体的すぎるこの部分。
どうしたらこんなに情景が思い浮かぶエピソードを思いつくのだろう。
もしかして亮太は本当に実在するのでは?と思わされるほどの緻密さ….。
あっぱれです。いや、ここは漢字で書かせていただきます。天晴です。
余談の余談ですが……。
パンフレットの台本には「嫁さん」と書いてあった部分を、
浦井さんが「奥さん」と言っていたのもとても胸に来ました。
(なるべく台本通りで演じたいと焚火で仰っていたので)
ドヤ顔ミュージシャンと癖癖悪魔
浦井さん:ミュージシャン(赤い革ジャン)
平井さん:悪魔(紫のベロアのマント的なものを纏っている)
最初に浦井さんがエアギターを弾いているところから圧巻すぎました。
スピーカーを通して音源が流れてくるのではなくて、
トニーさんが浦井さんを横目でみながらギターを弾いているのが
とても印象的でなんだか心が温かくなりました。
そして私の好きな浦井氏ワード「話が平行線だぁ!!」
現地で聞いた時、お腹を抱えて笑いました。
ここで繰り広げられる小競り合いがとても可愛らしくて、愛おしくて……
必死すぎて顔が紅潮する平井さんとドヤ顔連発の浦井さん。
この対比が最高すぎて配信を巻き戻しながら何回も何回も見ています。
現地で見ていても眉毛の上がり方や頬の紅潮具合、
目線の動かし方から細かい役作りを感じましたが
配信で顔をアップで見るとより鮮明でより表情が細かくて
本当に本当に素晴らしいなと思いました。
(これはこの後のおっちゃんのコントも同様です。)
平井さんの可愛すぎる悪魔と、浦井さんの普段の性格とは正反対の役柄。
お二人にしか演じることのできない、絶対にいるはずがないのに、
どこかでちゃんと生きているようなミュージシャンと悪魔。
舞台上には何も無いのに、
売れないミュージシャンの生活感あふれる部屋が見えてくるような、
よく食う可愛いユニネコーン(つの太郎)が見えてくるような
そんなリアリティ溢れるコントでした。
そして、教養がなさすぎて「三叉路」
この言葉が全く理解できなかった過去の私は
教養を得た今の私がボコボコに膝蹴りさせていただきます。
愛おしすぎる二人のおっちゃん
浦井さん:せいちゃん(釣りをしている人が着るようなベスト)
平井さん:かっちゃん(袖が黄色いパーカー)
はい、もうこのコントは言葉では表せないくらい大好きです。
このコントだけ無限リピートして1日、
いや1週間過ごせるくらいには大好きです。
おっちゃんが2人という素朴な設定なのに、
どうしてこんなに面白いんだ。
どうしてこんなに愛おしいんだ。
本当に愛が止まらない作品です。
特に感動したポイントは、衣装の使い方ですよね。
最初に服を裏返した時は「どんなボケだ??」としか思わなかったんです。服を裏返してから浦井さんが舌足らずな話し方になった瞬間も
頭の中は「???」で。
正直、会場も笑いの声が大きかったように思います。
そこから、せいちゃんが「カツアゲされてたのは僕の方だったのに…」って言った瞬間私は涙腺が緩みました。
ゆるゆるになりました。
そして、もう一回服を裏返した時。
この時も笑いの声の方が大きかった気がします。
そこから、かっちゃんとせいちゃんの可愛いくてピュアな会話が続きますが私はこの時点で笑い泣き状態でした。
そして、ここで登場です。
私の好きな平井氏ワード「どうもやで〜」
何この言葉。
初めて聞いたのに可愛すぎる。
かっちゃん、愛おしすぎる。
この言葉から始まるかっちゃんの告白は、
それはもう独特な言葉のオンパレードで最高すぎました。
(最早、いつもの掛け合いを見ているようで微笑ましかったです。)
会場もせいちゃんも、かっちゃん祝福ムードで笑いに包まれている中、
この言葉で一気に先ほどの涙腺ダムが崩壊しましたね。
もう、マスクの中は涙と鼻水で大変なことになっていました。
「#やてみた」で初日に観劇された方が「ハンカチを膝の上においてみることをお勧めします」とツイートしているのを見て、
大きめのタオルハンカチを膝にセットしていましたが、
もうここぞとばかりに使わせていただきました。
まさか、コントライブで号泣するとは思わなかった。
タオルハンカチで鼻水拭うなんて思わなかった。
けど、ここで涙だけで終わらせないのがお二人なのです。
せいちゃんの「何でわからんねん!!」で
一気に会場が鼻水を啜る音から爆笑に変わりました。
(当の私は泣いたり笑ったり鼻水啜ったりで大忙しです。)
そして、最後に服を裏返した時。
もうこの時は皆さん涙でしたよね。
会場もさっきまでの笑い声は無くなって「あぁ、そういうことなのね」と
全てを理解したのもこの瞬間だったように思えます。
そして例の通り号泣です。
もうこの一連の会話がリアルすぎて、なんだか切なくて……。
瞬きをするだけで涙が頬を伝うこの感覚。
私にもまだこんなに綺麗な感情が残っていたのかと
不覚にも少し嬉しく思いました。
このコントは男性ブランコのお二人じゃ無いと演じられない、
そんなコントだったように思います。
衣装を裏返すことで、声色を変えることで、口調を変えることで、
幼少期と高齢期を分けていくこの発想。
もう素晴らしすぎて、凄すぎて、
自分が文章にするのも申し訳なくなってしまうほどです。
と同時に、
このコントを寄席用にされるときはどのような内容になるのだろう、
衣装はどうなるのだろう、
と考えれば考える程ワクワクしてしまうコントでもありました。
研究員ときゅうしゅっちゃん
浦井さん:研究員(THE研究員スタイル)
平井さん:研究員(上記に同じく)
まだ書き終わってないので、今日の大学の講義で死に物狂いで完成させます…!!
ここまで読んでくださった方ありがとうございます!今週中には完全版あげれるように頑張ります!
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