正直者がウソつきを生む
「私、嘘つかないから。」
という人がいた。
「私、嫌われるの怖くないから。本当のことしか言わないんだ。」
少なくとも私自身は、彼女の前で嘘をつく。心の内をありのままにひけらかす行為や、損得に囚われない純粋な言葉(自称)を否定することは、彼女の前では無条件に罪になるからだ。
それは、「空が青い」ことを否定するようなものである。彼女の前では。
果たして、本当に空は青いのだろうか。
正直であることを良しとする、認めるということは、つまり疑わないことである。
疑わないことは、停滞だと思う。
何かを考えるときは、仮説を立てたり、逆に疑ったりして確証を得てゆく。
人は(生き物も)ひとりでは生きられないが、それは補完しあったり、対立しながら進化するものだからではないだろうか。
平和は死、なのかもしれない。
(人間ってとっくに進化を終えていて、あとは絶滅するだけなのかも…?)
彼女の正直者論は、大変愚かな思想だと思う。
(こういう人に限って、フェアなディベートとかできないんですよね…。陰口言って終い!)
(たまには自分を疑って、成長する素振りを見せてほしいナ!)
ゆとり世代。自信もなければお金もなく、毎日辛がってます。生きづらい人と猫の味方。