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二十九歳

2014年も残りあと2ヶ月となりました…!ので、ここいらで今年の超個人的大ヒットを遂げたものをまとめます。まずはミュージック部門!!

まあなんといってもアーティストはBase Ball Bearのアルバム"二十九歳"!でしょうね。

Base Ball Bear(以下べぼべ)はここ数年久しく聴いていなくて、2009年に発売されたアルバム"(WHAT IS THE)LOVE & POP?"を買ってからというもの音楽という名の小宇宙への旅に出ていたのです…。変な、本当に変な音楽の美学を追求し、つまらない意識に拘泥されていたというか…なんというか…お恥ずかしい…。つまり所謂(?)べぼべ離れをしていたんです。べぼべ離れ。

それから数年経ち、あれ、ベスト出してんじゃん!2枚とも買っとこ!という軽いノリで買った"バンドBのベスト"。この中の1曲、"初恋"の伸び代がヤヴァイ!!いや、ヤヴァイ!!!じわじわ来るんですね、この曲。"初恋"という単語だけ聴くと、甘酸っぱい青春の曲か?私にはそんなのなかったよ!!!って毒を吐きたくなる()けど、そんな気持ちも吹っ飛びます。こいちゃんの中には小学生くらいのこいちゃんが住んでるんだなぁ、ってくらいピュアなんです。本当にピュア。そういう意味で初めての恋なのかな…とか思ったり。特に好きなのが"僕の想像力なんて…"の部分。震えます。歌詞と音がコミットしてて、聴いていてぶわああっと開けた感じがします。なにがってもういろいろ。

そんな"初恋"もとっても好きなんですが、私的に…本当に私的に、超個人的に、型にぴったりハマった!みたいな感覚の曲があるんです。それがアルバム"二十九歳"のなかの最初の曲"何才"。ぴったりハマった!とは言いましたが、スポンジに水がゆっくり染みていく感じ。って表現のほうが近いかもしれない。本当にじわじわ、なんです。まず全体の音が大好きなんです。完全な私的好みです。音だから言葉にしずらいけど、ノイズ感がとっても心地いい。綺麗すぎず、荒すぎず、ちょうどいい。ちょっとこもった感じも、まとまりがあって気持ちいい。うん、いい。で、歌詞。もう…自分の過去や現在のあれこれと混ざり合って凄いことになっちゃう。そこまで考えて書いたんじゃないかってくらい。本当に個人的なことだからはまらない人もいるかもしれないけど、私は抱きしめたいほど名曲です。一生大事にしたい曲だなってほどです。アルバムの1曲目にこの曲を持ってくるなんて凄いなあ。小出さん。一生ついていきます。。。

ということでミュージック部門は
Base Ball Bearの"何才"でした。

ゆとり世代。自信もなければお金もなく、毎日辛がってます。生きづらい人と猫の味方。