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強くて激しいうにゃ…のをひとつのうにゃうにゃ…にするのが愛することなんだよー

午前9時ごろ外に出た。なんか視界が白飛びして風が前髪を撒き散らして後ろに飛ばされていった。髪を伸ばしてから、視野が物理的に狭いその居心地の悪さをなんだかんだ好きでいるから切らないでおく。見えないと怖いし危ないけど、安心するから残すことにした。
駅のホームの自販機で、何かしら飲み物を買うのが日課になりつつある私は3分ほどで到着するらしい電車の詳細が書かれた電光掲示板を尻目に目で影を追ってみた。!平日の午前中は通勤ラッシュを過ぎれば人はほとんど誰もいなくなっているようなものだ。線路を挟んだ壁に浮かぶ青白い壁が日光によって薄橙に切り取られる。そこで真っ青で反転した私と私は踊ってみるのだ。音楽が鳴るまでそれはいい暇ちびしになるから、時々動画も撮ったりする。

電車に乗るときいつも私は1、2号車あたりで待ちぼうけして、端っこから2番目の席に乗るのだ。ボックス席なら、肘を立てて頭をねじって、挿入する。それは布団の中でもそうだった。
いつも私は額から魚眼レンズのように曲がった脳のシアターで??私の作り話を上映していた!!!!肘はシアタールームの照明を操作するために立たせる。布団の中では両腕を組んでそこに額をはめると、ちょうどいい塩梅でくらくなる。昔は、好きなプリキュアが肉体的及び精神的に打ちのめされ、瀕死の状態を心やさしい人間が広い、依存していく話や、自分が架空の家族のもとで生活する様子を映して楽しんでいた。ただ今それは睡眠の導入を促す家具の役割を持つだけだった…。

途中で一度乗り換える。始発なので席がおおむね空いていた。私は運動が苦手ですから、いつものように端っこから2番目の席を探して、見つかったら座って、眠る。
アラームもしていないのに目的の駅が近づくとはっと目が覚めるのはなぜだろう。知覚できないあなたが私を起こしてくれてありがとうやさしいね、やさしいねありがとう。

目的の駅についたので、階段を登り駅中のショッピングモールを渡り外に出る、そこでも風は強かった。致し方ない、頑張って歩きます!
そうしていたら、でもやっぱり風は冷たくて寒くて目を線にしてシャイな前髪ちゃんを頭の隅で捕まえて、そうしたら沖縄はねえ冬はあったかいんですかあって聞かれますから私風が強いですとこう答えるんです、」と話していた沖縄在住のサルサ講師の言葉がぼんやり思い出された。彼女は私にとって革命のような存在だったし彼女の言葉になんかめっちゃ掬われてしまった。沖縄が恋しい、みんなに会いたい、みんなは私のこと覚えているのかな。沖縄というと、Mちゃんが初めて覚えた漢字は「熱帯雨林」らしい。

幼稚園の頃に初めて図鑑か何かでこの漢字を見て、『帯』という漢字が熱帯雨林以外の何にも使わないんだと思って、だから覚えた。だから『帯化』とかいう文字を見ると熱帯雨林を思い出す。

Mちゃんはなんて天才なんだ!!!!!私がきのこから人間に育て上げた生き物ちゃん。ずっと一緒だよ

つづくかも

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