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2022年ベストアルバム

さあもうこの季節がやってきてしまいました。
1年、あっという間でした、、。
そんな中で買い集めたレコードの中から本当に良かったものを8枚ご紹介します


1Sofie Royer  "Harlequin"
前作も素晴らしかったけど、今回はMVもさらに磨きがかかり彼女の理想とする世界観を見事に作り上げた。
メロウなバラードを中心に、Klein MaxやBaker Miller Pinkなどのシンセポップも健在。
うまい具合に楽曲がブレンドされ聞いていて心地よい。そして最後のSomeone is Smoking、最高
個人的にはSick Boyが1番好み

2Gilla Band
今まで見逃していたのをほんとに悔やんでるバンド、さまざまなノイズの洪水が押し寄せ、引いて
ダラ・カイリーの本心の叫びもノイズに飲み込まれていく、不安、恐怖、気持ち悪さ、これらの感情が絡み合いながら、最後には爽快感までも感じてしまう。この感覚は彼らのサウンドでしか得られない。だから素晴らしい、畏怖の念さえ抱いてしまうそんな音楽

3Crack Cloud "Tough Baby"
彼らの3本のMVを見て彼らの本気度が伝わってきた。前作と比べようがないくらい曲のクオリティが上がり、本当に今の音楽に相応しい素晴らしいアルバムが完成した。この瞬間に立ち会えたことが誇らしい。Let's Go! la la lalalalala….!明るさとシリアスが混在する、聴けばハッピー?ラブアンドピースな大名盤

4.Delliuh "Fault Lines"

Kyl KnappとJulius Pedersenによるデュオ。Tin Angel移籍から3枚目のアルバム。最初聴いてビビった。他のパンクバンドとは一線を画したシンセの音、連続するパルス、冷気という名の厳かでセンスのある音使い。ただものでは無い、7曲と曲数は少ないけど1曲1曲の作り込みが半端ない。ポストパンクを全くの別角度から攻め入る極上版。

5.Jockstrap " I Love You Jennifer B"

エレクトロとアカデミックを掛け合わせ、ポップスに見事に落とし込んだJockstrapの独自性が発揮されたEPからさらに飛躍した今回のアルバム。どのように曲が進行していくか全く読めなかった。予想しなかった展開。バリバリのシンセリード、そしてとにかくミックスが素晴らしい。BCNRとは全く違うタイプとして、新しいポップとして確立されたまさに大名盤。Greatest Hits,What's it all aboutは本当に大好きな曲

6.Lady Aicha & Pisko Cranes  "N'Djila Wa Mudjimu"
コンゴ共和国の6人組で結成されたバンド
レーベルnyge nygeから出たDumaの2020年のアルバムもかなり好きだったけど、またしてもキラーバンドの登場にますます目が離せない。
彼らのルーツである音楽、アカデミックから逸脱したリズム、そしてなんといっても彼らの作る自作楽器による演奏、力強く連打されるリズム、それは彼らの体の一部となって、魂の音楽へと昇華していく。聴きながら泣きかけた、そんな音楽。

7.Dehd " Blue Skies"

彼らの音楽はインディーポップでありながら、少しメジャーな人からも受けそうなギリギリなラインを攻めてる。でも嫌な気はしないし、むしろとても良い、その間のラインって作るの難しいのよね。ドラムマシン、ローファイなギター2010年代のインディーロックをベースに、2022年の新たなロックの誕生。
Sex Educationで使用できそう

8.Aldous Harding "Warm Chris"
NZのSSWのHannahによる4AD移籍後のアルバム4作目、彼女の曲は今年初めて聴いたけど、楽曲一つ一つがとても丁寧でアコースティックならではの温かみ、そして冷たさが共存し、彼女の曲ごとに使い分けられた声が見事にハマっていて独自の世界観を生み出した。それは空気のように自然ですっと心に入っていく。

8枚っていったけど、下記に載せたアルバムも良かったので載せます。


JJulius 「Vol.2」
Empath 「Vistor」
Jack J 「Opening the Door」
PVA 「Blush」
Flasher 「Love is Yours」
Disq 「Desperately Imagining Someplace Quiet」
Horse girl 「Versions of Mordern
Performance」
Mike 「Disco!」
Black midi 「Hellfire」
The Stroppies 「Levity」
Let's Eat Grandma 「Two Ribbons」
Jenny Hval「Classic Objects」
Alex G 「God Save the Animals」
Fresh Pepper 「Fresh Pepper」
anaiis 「This is No Longer a Dream」
Sam Gendel & Antonia Cytrynowicz 「Live A Little」
Steve Lacy 「Mercury」
The Lounge Society 「Tired of Liberty」
Peel Dream Magazine 「Pad」
Soyuz 「Force of the Wind」
Wilma Vritra「Grotto」
Lee Paradise 「& Co」
Satan Club 「Satan Club」
Jenny Lee 「Heart Tax」 
Steve Lacy 「Gemini Rights」

2022年に買ったけどアルバムリリース去年なので惜しくもランキング外になってしまったElko Brijweert 今年出てたら絶対にベストアルバム確定だったなぁ😭



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