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外国語学部ってどうよ?

これから進路を決める人、
または、周りでどこの大学のどの学部にするか考え中の人がいる、
などなど。

「外国語の勉強に興味がある!」
「将来は英語を使った仕事に就きたい!」
「大学の外国学部で勉強するのってどうなのかな?」


と、思う人もいるでしょう。
外国語学部を卒業した私からのアドバイスです。

外国語学部に入学するのはやめましょう。

これ、100%全員に当てはまるわけではないです。
例外もありますが(例外は後述)、ほとんどの方へ向けては、
外国語学部はやめましょう。と私は言います。

理由は、

外国語の学習自体が目的になってしまい、

「学問」のバックボーンがなくなるからです。


こちら先日ツイートしたものです。

https://twitter.com/ononoimoko2013/status/1293352764672626688?s=20

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包丁に例えましょう。
必死に研いで研いで、すごく切れ味の良いすごい包丁になったとします。
で、その状態で社会人になりました。
料理の仕方がわからない。食材の調達方法がわからない。
就職むずかしいですよね?せっかく研いだ包丁いかせないですよね?

この例えは極端かもしれませんが、
<政治学><経済学><社会学>などを専攻し、
同時に外国語のクラスを受講した方が絶対いいです。
ほとんどの大学では外国語学部に所属していなくても、
英語やほかの言語のクラスを受講できます。

語学単体で学びたいのであれば、外国語の教室が腐るほどあるので、
社会人になってから、なんなら大学生のうちにでも通えます。

あるいは、外国語学部で勉強しながら、
日本語教師を目指して専用カリキュラムを受講、とかはアリだと思います。

私の場合がまさしく外国語学部に入り、学問の専攻がなく、
いろいろと苦労しました。
やりたくないことを学ぶよりは、自分の興味を優先した方がよいのはもちろんです。ですが、
「外国語できたらかっこいいだろうな~」
「特にほかにやりたいことないし、外国語学部にするか」
程度であれば絶対にやめた方がいいです。
中途半端な興味に支払う大学4年間の学費は大きな代償にすらなります。

もうひとつ理由をあげると、

知識とか教養があった方が会話しやすくなります。

いくら外国語が堪能でも、知識や教養などが乏しいと会話が続かなくなります。

ここまで、外国語学部入学反対意見を言いました。
ただし、例外はあります。

①通訳を本気で目指していて、通訳のカリキュラムがある外国語学部に入学する。
②言語学者を目指している。
③その特定の言語を専門に学習したい特殊な事情がある。

外国語学部であれば、文法を一から学習できるので②の人は良いでしょう。

③は、私の知人のケースにあったのですが、
両親が中国人で日本在住。生まれも育ちも日本なので中国語は話せない。
が、おじいちゃん・おばあちゃんと話せるようになりたいし、
将来的には中国で就職することも視野に入れている。
その知人が入学したところでは、中国の歴史や文化も扱うので、
そこの外国語学部に入りたい。というケースでした。

いや、それでもいいんだ!やるんだ!

と本気で真剣なら、自分自身の選択なので、それはそれで良いと思います。
ですが、繰り返しになりますが、
「外国語できたらかっこいいだろうな~」
「特にほかにやりたいことないし、外国語学部にするか」
程度であれば絶対にやめましょう。

4年間の学費をかける価値があるか本気で考えましょう。

今回は、強めになりましたが、まとめです。

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では、また次回の記事で。



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