天王寺大和という男とGRANRODEOに見た幻影～† ル・シエルイリュジオン †

2020年10月11日 08:22

1:前フリ

天王寺大和という男性が居る。

トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-」、通称「Z/X（ゼクス）」に登場する主要キャラクターである。

一見ハードボイルドでシリアスなキャラに見え、それは話の本筋においては間違いないのだが、番外編的なコラム方面になると
「ブラコン中二病スナイパー芸人」
「様子のおかしい関西人」
「スタイリッシュトンチキ」
「ちくわカレー大明神」
という表現を抑えきれない、割と属性が大渋滞を起こしているキャラクターである。

私はこのお兄さんを2014年の4月頃から、約6年半ほど推している。
それも「歴代最高の『最推し』」と称する程度である。

具体的な話は長すぎてツイッターとかで確認した方が早いので割愛として、今回は「推しになった結果何が起こったか」という話をする。

まず事前説明として、以下の公式サイト内キャラクター紹介をお読みください。

おもな登場人物　｜　Z/X - Zillions of enemy X - ゼクス公式サイト

読みましたか。

お分かりの通り、天王寺大和さんの担当声優は谷山紀章さんである。
谷山さんといえば、その圧倒的な歌唱力を以て、アニソンロックユニット「GRANRODEO」のフロントマンとしても活動している事で知られている。
ボーカルを担当しているのは言わずもがなだが、実は作詞も担当しているのは、ファン以外には意外と知られていない事実である。

元々私は、Z/Xを知る以前からGRANRODEOのファンであるのだが、
それとは全く関係ない理由で天王寺大和さんにどハマリしてしまった。

するとどうなるか？
声優ネタを介した合併症の発生である。

つまり

「曲と歌詞が大和と親和性高すぎてキャラソンにしか聞こえねぇ…！」

という幻覚を見始めた。

2:本題

ということで本題である。
ここからは「天王寺大和のイメージソングにしか聞こえないGRANRODEO」について述べていく。
ツイッターでも不定期開催している大和語り選手権であるが、ツイッターの余白はこの話を書くには狭すぎるため、改めてこの場を設ける事とした。

3:セットリスト

4-1:TRASH CANDY

収録：Pierrot Dancin'
タイアップ：『文豪ストレイドッグス』1期OP

家族を守ると誓った決意にも聞こえる曲。

Z/X的時系列で言うと一番最初なのでこの位置である。

4-2:カナリヤ

収録：BRUSH the SCAR LEMON
タイアップ：『戦勇。』2期OP

暗殺者稼業に囚われた嘆きと足掻き的な印象。

★余談
発表当初はノンタイアップだったが、4年後にタイアップが付いたという経歴を持つ。ついでにいうと該当アニメは飛鳥役の下野紘さんが主演で神門役の中村悠一さんも主要キャストという妙な接点を持つ。

4-3:月に猫

収録：BRUSH the SCAR LEMON
タイアップ：なし

いかにも大和みあふれるブルース。
相方のクレプスさんにも当初から「黒猫」扱いされてるので間違いなく猫。
黒猫の大和。

★余談
ライブでは「激レア」曲である。
「余りにも演奏されなさすぎる曲をお焚き上げしよう」というミニライブに選抜されたくらいである。さらに余談として、後年の「ファン投票で決めるセトリ」でも"お焚き上げされたので投票できません"という扱いになった。なんでや。

4-4:紫炎

収録：RIDE ON THE EDGE
タイアップ：なし

「紫煙」と書けば煙草の煙の意。当然似合う。
愛と憧憬の歌。

4-5:名も無き日々

収録：少年の果て
タイアップ：なし

大和本人というより八千代＆アルモタヘルの応援ソングといった趣き。

4-6:未完成のGUILTY

収録：RIDE ON THE EDGE
タイアップ：『君が望む永遠』キャラソン

GRANRODEOの原点たる一曲。
B17「裏切りの連鎖」付近のイメソン。

4-7:Blue Pandora Box

収録：カルマとラビリンス
タイアップ：なし

口頭説明より実際にPVを見た方が早い。

椅子、見たことある絵面ですね？？？？？
曲の発表時期も2014年9月と、ちょうど［並行世界 Y.T.編］期間であるため、それはもう混同するしかなかった。一連の幻覚の原点の一角である。

★余談
「カルマとラビリンス」=「Blue Pandora Box」(1曲目)+「silence」(2曲目)
の組曲である。

4-8:メズマライズ

収録：CRACK STAR FLASH
タイアップ：なし

C17「漆黒の堕界」のイメソン。
曲のテーマがそもそも「処女喪失」なので、まぁそういう印象を抱く。

4-9:ネジレタユガミ

収録：tRANCE / W [Disc 2]（B面ベストアルバム）
タイアップ：なし

第一次兄弟ケンカ（B18「覚醒する希望」）くらいからのイメソン。

★余談
「月に猫」と同じくお焚き上げ曲。
何故かDL配信やサブスクに対応していないのでCDをお買い上げください。

【2020/10/19 追記】
配信に対応した模様です。

4-10:BEASTFUL

収録：FAB LOVE
タイアップ：『バキ』OP

曲の発売は2018年7月。

大和的には大阪城の天守閣で荒れに荒れまくっていた時期である。
そんなタイミングで

「自分の中のモンスターが叫ぶ　喰らい尽くしてしまえ」

「守るべき物は手中を滑り　壊すべき物は吐息を急かす」

とか言われたらそう聞こえますよね。

4-11:Imaginary song

収録：M・S COWBOYの逆襲
タイアップ：なし

曲の発売は2018年10月24日。

その週はB26「境界を断つ剣」、つまり狂魔王サタンの発売と重なっていた。
すなわち、「カードガチャ発売日=CDフラゲ日」という図式が成立した。
そういう日にこういう曲を聞いたらそう聞こえますよね。

特筆すべきは2番サビ終わりのロングシャウトである。きーやんすごすぎ。
それはもう「狂魔王シャウト……！？」という感想になる。

★余談
ライブでの初披露は、よりによってvs狂魔王の舞台でもおなじみ大阪城（ホール）であった。チケ取って行きました。

4-12:オセロ

収録：BRUSH the SCAR LEMON
タイアップ：なし

曲名から察せられる通りである。白黒つけようや以外の何物でもない。
偶然にしても出来すぎにもほどがある。

4-13:the one

収録：FAB LOVE
タイアップ：なし

狂魔王戦を終え戻ってきた後に聴くには効きすぎるバラード。

★余談
個人的な現実の時系列では
1:曲発売（2019/5/15）
2:至聖翼サタン発表（2019/6/16）
3:ライブでの生歌視聴（2019/6/25）
という順だったため、それはもう泣かざるを得なかった。

4-14:HAPPY LIFE