水いぼってどんな病気?

2023.6.14
正式名は、伝染性軟属腫

水いぼは、1~5mm大の出来物で光沢がありキラッと光る所が水滴

の様に見える為 この名が付いたそうです。

接触により、人から人へうつっていきます。皮膚のバリア機能の未熟な乳幼児、アトピー性皮膚炎の患児が感染しやすく多発しやすいです。

他の病院で水いぼと診断されても、自然に治るので置いておきましょうと言われたが、数が増えて心配になり、受診される親子さんが来られます。発症後6ヶ月~3年ほどで自然治癒するとされていますが、実際は個人差があります。

小さな水いぼは、基本傷あとは残りませんが大きい場合、水疱瘡の痕の様な傷が残る事があります。大きくなったり、10個以上増えてくる場合は、治療をお勧めしています。

治療としては、先の丸い特殊なピンセットでつまんでとるので、痛みが生じますが、当院では、麻酔テープを処置する1時間前に水いぼに貼って貰い痛みを抑えてとる方法を行っています。

プールに入る際は、他のお子様にうつす可能性がある為、長袖のラッシュガードを着用するなど感染が拡大しないように心がけて下さい。それぞれの学校、施設で対応が異なる為、お問い合わせるのが良いでしょう。

今一度、子供さんの皮膚を観察し、気になる事がありましたら皮膚科を受診して下さい。