ヴァイオレットエヴァーガーデン オーケストラコンサート

 行ってきました。京都アニメーションという会社に特別な思い入れがあったと言えるほどに、僕は京都アニメーションのことを知りません。涼宮ハルヒの憂鬱を見て面白いと思い、らき☆すたを見るも途中で断念、かんなぎは全部見て、あとは中二病、CLANNAD、AIR、映画をいくつか、最近になって響け!ユーフォニアム、ヴァイオレットエヴァーガーデンを一気に見たという程度です。

 そんな折に痛ましいニュースが連日報道されました。放火事件で34人もの人が亡くなりました。ものすごくショックを受けました。理不尽な動機に、被害者の周辺の人たちの想像もできないほどの悲しみ、失われたものはあまりに大きく取り戻せない。そして失って初めて、これらが大切なものであったことに気づかされました。

 わけのわからない感情を整理できない中オーケストラコンサートは通常通り行うというアナウンスがされました。コンサートはとても素晴らしかったです。ただ願わくば事件のことを引きずったり、言及したり、そのことを思わずに純粋な気持ちで聞いていたらどんな感情だったのだろうかと思いました。そこだけはうまく言えませんが、もったいないと感じました。

今後ヴァイオレットエヴァーガーデンという作品が語られる中で、この事件はきっと切り離されずに並列して語られると思います。避けられないと思いつつも、僕はこの作品ができるなら、単独で評価されてほしいと願っています。素晴らしい作品をありがとうございました。

(2019年に書いたノートです)

 

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