ハッと
星が瞬く夜に1人海辺にいる。
押しては返す波を眺めている。そんな波が羨ましい。押しては返せるということはそういう動きがあるということでそういう変化があるということである。
瞬く星たちは海に映っていてとても綺麗だ。この海の水をすくったら星たちもすくったことになるだろうか。ロマンチックだ。とてもロマンチックだ。ロマンチックすぎて蕁麻疹になりそうだ。こりゃいけね。
何故私がこんなところにいてこんなことを考えているかというと特に理由はない。
仕事が終わって、家に帰って足りないおつまみを買いにコンビニ行ってコンビニまで行ったがコンビニには入らず思いつきで車を走らせてここまでやってきた。
車の中でぼーっと見ていた携帯のスマートフォンの中では様々な人が踊ったり歌ったり可愛くかっこよく着飾る。それが目的であり達成感なのだろう。私には理解ができないし、私のことも理解できないだろう。それでいいし、それがいい。人間なんて就職孤独なもんだ。でも1人では生きてはいけないんだ。矛盾している。
たばこを吸わない、吸えないがたばこを吸うような動作をして海を見る。
むしゃくしゃして海を見に行くとかよく聞くので体現してみたが何もないし何も感じなかった。
そろそろ帰ろう。日常へ。だらだら帰ろう元の道。
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