かんにゃ杯⑥(自分の牌譜振り返り③)

今回は3回戦です。かんにゃ杯に関してNoral兄貴、mumi_SaGa兄貴、コールス兄貴が振り返り記事を書かれており、楽しく読ませていただきました。まだ読んでない兄貴がいれば読むことをお勧めします。

C卓Round3 牌譜
https://game.mahjongsoul.com/?paipu=201107-d737bb6a-90e2-4b8a-8eaf-8bdd938f43a7_a426204239exit

東家 ジョンさん兄貴
南家 あょ兄貴
西家 音響戦士(私)
北家 平野源五郎兄貴

東1局

かんにゃ杯振り返り23

 ションパイの東引いて9s切り。ちょっと切るの遅いかなって。發中切る時から9s切ってドラの2度受けを無くすつもりだったので、それならもし重なった時にうれしい役牌を持っていたほうが少し得だったと思います。


かんにゃ杯振り返り24

 前巡切った2pを引き戻してまさかの2m切り。え、なにこれ?と思ったら親から3mが手出しされたの見てペンチャーの3mが埋まらない読みでペンチャーを外しているみたいです。読み自体は正しいけどブロック数が4ブロックになってしまうほうが痛いからツモ切りでいいと思います。

東3局

かんにゃ杯振り返り25

 ここから4s切り。絶対一通するという打ち方ですがちょっと気が早いですね。8s切りが一番柔軟に構えられるので8s切りがオススメですね。一応打牌候補について軽く考えると
9p テンパイ率が一番高くなるが、リーのみになる。
4s 危険牌を先に切れる。7s待ちになった時に出やすくなるが、赤5sを逃す。7s待ちになっても安い。
8s 打点を見つつ4sのくっつきを逃さないが、マンズが横に伸びた場合に若干ロスになる。
 状況的に応じて打牌選択を変えていきたいですね。

東4局

かんにゃ杯振り返り26

 二間リーチの状況でテンパイしたが中切って回った場面。正直3pくらいはいってよかったかなと思います。7s切りはリーチ2人に無筋でリスクが高すぎるので流石に無理ですね。3p切らない理由は、対面のジョンさん兄貴に当たるケースが割とあり、トップなので2位には振りたくはないこと。フリテンなのでどのみちオリるなら3pを切るリスクを負う必要がないからです。この辺の押し引きは人によって分かれそうだけど中切って回るほうが成績は安定するかなと思います。

南1局

かんにゃ杯振り返り27

 両面両面のイーシャンテンになったタイミングでドラの發切り。ここも意見が分かれそうなところですが7s切りのがいいと思います。軽く考察
7s ドラが重なると戦いやすい手になる。他家にドラを鳴かれると動き辛くなる。
發  巡目が早いので他家が重なっていない可能性がある。89s引いたら一通へシフトできる。

南2局

かんにゃ杯振り返り28

 ションパイの白引いて5p切り。クリックミスかな?白切りましょう。
というのは冗談でこの5p切りが個人的に今大会での私の3半荘唯一のファインプレーだったかなと思うので割と長めに語ります。簡単に言うと攻防どちらにも得がある選択でした。以下長いので飛ばす人は南3局一本場まで飛ばしてください。
 まず攻撃の面で、私の手は6ブロックなので最終的に面子を一つ崩す必要があります。この手で切るなら5pか8sで、8sの場合は赤5pを無理なく使いきれること、面子を崩している途中にリーチがきた場合に5pより多少安全なのがメリットです。5p切りの場合46p引いた場合メンピン三色を狙えるのがメリットです。あと赤5pは無理すれば使えます。例えば5p切った後に赤5p引いたら8s切って發鳴けば使い切れますし、メンピンにいくなら黒5pと赤5pを交換するだけでいいですからね。今回の場合は5pを切るほうがいいと思います。
 次に守りの面で、5pと白どっちを切るかという部分。河をみると親のあょ兄貴とジョンさん兄貴の捨て牌が特徴的ですね。こういう捨て牌の場合、あょ兄貴はソーズ、ジョンさん兄貴はマンズの染め手、もしくは手牌がかなりまとまっていてすぐにリーチが飛んでくるパターンだと思います。下家の平野店長はドラの東持ってたら満貫ありそうだけどだいたい3900くらいかと思います。
 この状況だと白は鳴かれそうなので自分の手が進むまでは切りたくない牌で、リーチされた場合、危険とはいえ5pよりはましな牌ですね。5pはリーチされると切れないのでリーチが来る前に切りたい牌です。また、点数状況をみると
あょ兄貴    59600点
音響戦士    58500点
平野店長    44600点
ジョンさん兄貴 37300点
今トップ目のあょ兄貴が親番で、ここであょ兄貴にあがられるとトップがかなりきつくなる為あょ兄貴の親番を流すのが最優先になります。ということは中鳴いている平野店長へアシストすれば、平野店長があょ兄貴の親番を流してくれる可能性が高くなります。なので5pの先切りは平野店長へのアシストにもなるということです。
 このことから「この先のリーチは、5pを持っていると、放銃する可能性があります。だから5pを先に切る必要があったんですね。」となります。(ダマテンで跳満ふりそう)
 以上の攻防の面から5p切りは意外と良い打牌だったかなと思いました。ちなみに平野店長へのアシストは鳴かれた後気づきました。もっと点棒状況判断力鍛えて、どうぞ。

南3局1本場

かんにゃ杯振り返り29

 4トイツになって3p切った場面。かなり打牌選択が分かれそうな場面ですが大会参加した兄貴達は何切るんだろう。正直何切っても裏目がありそうなのでここではどの裏目が一番痛くないかで考えて打ったと思います。チートイ狙いつつ役牌重ねて鳴きたいし面子手でもいきたい。そんな欲張りを考えた際に切れるのはカンチャンの13pですね。もちろん2p引きは痛いですが、發中切ってもう一度引くパターンに比べたらだいぶマシです。なので一応待ちになった際に出やすい1pを残す3p切りをしました。正解はわからないのでタンピン好きな人は素直に字牌切りましょう。

かんにゃ杯振り返り30

 先ほどの手がまとまって、面子手で行くか、七対子に決めるかを選ぶ場面。私は8p打って七対子に決め打ちしましたが果たして正解だったのかはわからないのです。自分のの好みに合ったほうを選択しましょう。以下それぞれのパターンの考察になります。大まかには面子手は速度有利、七対子は瞬間的なテンパイ率と打点が有利になります。個人的には8p切りです。
 まず面子手で行く場合1mか6pになると思います。1mがタンヤオへのシフト、6pがイーシャンテンにとりつつ、マンズが横に伸びるのを期待する選択ですね。6p切りは残りの面子候補があまりにきついので1m切って36sは鳴いていくのが一般的ですかね。
 打点はだいたい5800は6100点ですが赤引いたりドラの3s鳴けると満貫になるので意外と高いです。
 七対子の場合は3mか8p切りですね。3mは私視点4m3枚、1m2枚見えているため他家は3mがかなり使い辛く、余りやすい。(この時の私は平野店長が早々に4m切っているので平野店長は3m持ってないと思ったが、捨て牌がチャンタ模様なので3m持っててもおかしくないです。というか1枚持ってる。)5mは赤5mの為に残したい。赤5mが他家に使われてると確信できたら切るのもあり。7pは情報ないのでわからん。8pは一枚切れなので他の牌より重なりにくい。以上の点から吟味すると8p切りですね。平野店長がチャンタなら8pも使われてそうですからね。
 打点は最低9600は9900点スタート。リーチして満貫、ツモって6100オール。更に裏が乗れば8100オールと打点がかなり高くなります。

南3局3本場

かんにゃ杯振り返り32

 中を鳴いて6s切り。どう見ても凡ミスです。8s切りましょう。46sで5sチーして23sの両面残す選択肢を消してしまっています。鳴きがうまい人との差ってこういう部分を考えられているかだと思います。精進します。
 ちなみにドラ受けを外す理由は単純に出にくいことと、1翻が2翻になっても大勢に影響がないからです。1400点アップの為に出辛い待ちにする必要はないです。今回はドラ引いたので裏目ったけど、次同じ場面に遭遇しても私は同じように打ちます。

 Round3の振り返りは以上です。ここまで読んでいただきありがとうございます。次回はかんにゃ杯③(事前予想)にて書いた予想に対する結果を考察をして私のかんにゃ杯に関する記事を〆させていただきます。
 集計データに関しては主催者のyngm氏がこれでもかというくらいまとめていらっしゃるのでそちらのデータを使わせていただきます。改めて主催者の楓兄貴ありがとうございます。



ちなみにRound2の時点で11位だったのでRound3だけで7つ順位を上げて4位になりました。後半に追い上げ、同卓者あょ兄貴、なんか見覚えがあるような。

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