ほるひす杯考察

 今回はほるひす杯の考察をします。ほるひす杯って何?って人は

こちらを読むとわかりやすいです。簡単に言うと+の上限が0でマイナスの少ないチームが優勝です。

 事前予想と実際の結果

・立直が少なくなり、ダマが増える

→立直は少ないけどダマは増えなかった。
 まず大会のコンセプト的に全員が0を目指そうとした場合立直のデメリットに目がいきます。放銃が悪になりやすいルールなので愚形待ちの立直が打ち辛い印象でした。裏を返せば立直に対して放銃できないので先制立直が普段より強いとも言えますが。

楓兄貴 集計

 楓兄貴の集計データを元に立直率の平均を出すと20.0%になります。一般的な立直率が23~26%くらいなのでデータが少ないとはいえやや低くなる傾向にあると言えます。(鳴きの2倍立直してるイレギュラーは除く)
 ダマテンに関してはわかりませんが、振り返り放送みた感じではあまりなかったですね。基本先制立直できる局面では立直したほうが得というのは共通認識だったと思います。

・ロン和了が減ってツモ和了が増えるので点数の削り合いになる

→そうなった。
 放銃減らそうとするなら必然的にそうなるよねって感じ。平均のツモ率は驚愕の61%です。一般的なツモ率が40%くらいだと思うのでかなり高い数値です。放銃率の平均が11.4%とかなり低かったことから全体的に固く打った影響で削り合いになる展開が多かったと思います。ツモ損で点数が緩やかに減っていくから競った展開になり、ラスが重いルールの為終局が近づくにつれラスを回避するために勝負していく展開になりやすいので良いルールだったなと改めて思います。
 個人的には削り合いになると予想していたので、原点以上は0になるとしても多めに点数を持っていないと削られて原点を割ることになりそうだなと思っていました。

・2戦目まで終えてトップの場合、下位2チームから狙われる為大差でない限り2位のチームの方が有利。また最終戦は和了の見逃しが増える

→普通にトップが有利。見逃しも特に増えなかった。
 私しか思ってなかったと思うので説明しますと、まずこのルール上位のチームとの差を詰める場合、上位のチームの点数を減らすしかないので1位のチームが有利のルールで最下位のチームがものすごく不利なルールです。
 例えば上から-10、-30、-50という状況の場合、1位のチームは-19.9以内で終えたら優勝という条件で、どこからでも、いくらでもあがって良いので有利と言えます。最下位のチームは1位を-40.1以上マイナスかつ2を-20.1以上マイナスにしないといけません。なので特定のチームだけ攻撃しても優勝できない点がかなりの不利です。仮にチーム全員が1位とっても1位のチームがラスを1人しか引いていない場合、素点次第ですが優勝できない可能性も十分にあります。
 では2位のチームはどうかというと、1位のチームと-20.1以上差をつけつつ、最下位のチームも離す感じなので割と自由があり、最下位のチームがまずは1位のチームを狙う為、協力して1位のチームを狙いやすいと思っていました。なので1位のチームは最終戦がかなり打ちづらく、2位のチームの方が打ちやすい為2位のチームが有利なのかなあって思ってました。
 実際どうだったかと言えば普通にトップが有利でしたね。今回は最下位が離れてしまった影響で最下位がひたすら親連チャン狙ったり、高打点を狙う展開になり、トップはそれをやり過ごせばオッケーって感じでした。和了牌見逃して1位のチームだけを狙うって人も私以外いなかったと思うので基本的には先行逃げ切りが強いルールだったと思います。

 以上で私の考察は終わりです。最終的には差がついてしまいましたが、2戦目まではマイナスを極力減らす打ち方していた原田兄貴のチームがトップだったしルールバランスは良かったと思います。とにかくラスを回避するという意味では天鳳に近いので少し懐かしい感じでした。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

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