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恵みの雨

日照り続きで雨が降らなければ、繁殖力を維持することは出来ない。
植物や動物、自然界には晴れの日も雨の日もバランス良く必要だ。

人にも同じことが言える。
毎日365日、とにかく明るく晴れやかな気持ちでいることは出来ない。時には少し曇りの日、時には土砂降りの日もある。それが自然だ。
よくスピリチュアル的な引き寄せの話で、マイナスの感情を持ってはいけませんと言う。その現実を引き寄せるから。なるほど、一理ある。でも、一理しかない。
悲しい時、苦しい時にそれを感じてはいけないと自分の感情に無理矢理蓋をすることは、果たして素晴らしいことだろうか。
泣いて喚いて叫べばいい。いやだ、悲しい、苦しいと思うあなたを許してあげていい。大人だろうが、親だろうが関係ない。誰でも悲しい時は悲しい、苦しい時は苦しい。
まるで機械のように、私は365日心に一点の曇もなく晴れやかです?嘘くさいし、気持ち悪い。少なくとも、こんな人を私は信用しない。

晴れの日が続けば、久しぶりの雨の日は恵みの雨。
カラカラに乾いた心の表面には砂埃。そこに少しの雨と休み時間。
あなたは毎日何かと戦っている。その頑張りはみんなちゃんと分かっている。だからこそ、たまには立ち止まって雨が止むのを待っていていい。
一日くらい雨宿りしても大丈夫。雨天中止ではなく、雨天延期。またあなたの番は必ず来る。
次のチャンスが回ってきた時、あなたは前回の延期の分まで力を発揮出来る。
だから、雨の日はちゃんと休んでほしい。

いつもありがとう。愛しています。

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