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地ならし

外側の物事が大きく動く時、その中心にいる自分は台風の目に入っているかのように、その外側の雨風の激しさを実感することは少ない。
実感がないだけで、物事は確実に動いている。台風が過ぎ去った後、その大きさに驚くことになるだろう。

これまでの人生を振り返ると、定期的な「強制終了」のような大きな出来事があった。そのほとんどは、私自身の努力や決断で動かしてきたことではないし、動かせるようなものでもない。
始まりはいつも静かな雨で、気がついたら大きな台風になっていて、あっという間に飲み込まれ台風の目に入る。このへんで一度、事態を把握しようとするけれど、まぁ台風の目にいては何も分からない。何か起きているなぁと思っていると、またあっという間にサァーっと台風が過ぎ去っている。
これを「強制終了」と認識していたぐらいなので、私にとって良いことばかりではなかった。こうなる前に何かもっと出来ることがあったのではないか、渦中でもどうにか動くことが出来たんじゃないかと悔やんだこともある。

そして、数年前の覚醒前夜のような時期に起きた最大級の「強制終了」の流れ。何が起きているのか、何故こんな思いをしなければならないのか、私にはさっぱり分からなかった。それは、私の誇りや希望、夢や自信のような明るいものを根こそぎ否定し、未来の展望まで全て奪い去るような強烈なものだった。泣いて喚いて、立っているのがやっとな状態で耐え、少し落ち着くまで半年。そして、それが何のために起きたことか理解するまで更に半年。
三次元の一年は長い。でも、宇宙から見たら瞬きする間もないほどの時間でしかない。
この「強制終了」によって、私はガイドたちに護られた。彼らが渾身の力で、私の三次元で植え付けられた間違った意識を「強制終了」させるために起こしたことだ。あのままだったら私は危なかった。覚醒しないまま、人生を無意味なものだった、ただ苦しいものだったと思って終える羽目になっただろう。
そこから更にもう一回の「強制終了」を経て、私は今また「強制終了」の渦中にいる。
外側だけ見たら、覚醒前夜のそれより、後の2つの方がダメージは大きく見えるだろう。でも、私はそうは感じていない。アレを耐えきった私は大丈夫だと確信している。

今まさに「強制終了」の最中の人もいるだろう。今はまだ何も考えなくていいし、泣いて喚いて、ジタバタしていい。
でも、必ず落ち着く時が来る。落ち着いたら、あなたの足元を見てほしい。そこはキレイに地ならしされていることに気がつくだろう。
あなたが足元を気にせず真っ直ぐ歩いていけるように、あなたのハイヤーセルフや守護する存在たちが、完璧なタイミングを見計らって、愛するあなたのためだけに作った道が見えるはずだ。
その道は、あなたを幸せへ誘う道だ。誰にも遠慮なく、あなたはそこを進むだけでいい。

いつもありがとう。愛しています。

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