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なぜアンデラの登場人物の体重はプロフィールで明かされないのか?

1.はじめに


この記事をご覧いただきありがとうございます!

ツイッターでアンデラことアンデッドアンラックの考察や感想を呟いているオニオンと申します。

今回は、長らくアンデラ読者を悩ませてきた

「なぜアンデラの登場人物の体重はプロフィールで明かされないのか?」

という問題について、自分なりに考察を試みたいと思います。

noteを使うのは初めてなので、読み苦しい点も多々あるとは思いますが、何卒読んで頂けると幸いです。

2.「アンデラ体重問題」を整理する

まず、「アンデラ体重問題」の核心である、「各キャラクターのプロフィール内の体重に関する記述」をバージョンごとに整理、考察します。

1.「知らない/分からない」バージョン
・アンディ… 「知らん」
・シェン… 「量ってないからわかんないや」
・サンダース…「わからん」
・レド… 「知らね」
→「知らない/分からない」と答えているのは、体重
  に無頓着そうな男性キャラ。わりかし自然な反応と言える。

2.「言いたくない」バージョン
・風子… 「言いたくない」
・ムイ… 「申し上げたくありません」
・タチアナ… 「言わない レディにそういうの聞
       く?」
・ラトラ… 「死にたいの?」
・ジョシュ… 「ヒミツ」
→「言いたくない」と答えているのは体重を気にす
  る女性キャラ。これも自然な反応。

3.「相対評価」バージョン
・リップ… 「ラトラと同じ位じゃ…」
・カミュ… 「アッシュほどない」
・アッシュ… 「カミュよりある」
数値による絶対評価ではなく、他キャラとの「相
 対評価」によって自分の体重を捉えているキャラ
 がいることは注目に値する。

4.「測定不能」バージョン
・力… 「体重計 電池切れてて」
 (→実際は"不動"の能力を持つ力が体重計のメモリを見ながら体重計に乗ったことで、メモリが乗る前の空白状態で固定され、あたかも電池が切れたように見えただけであるとも推測される)
・ビリー… 「体重計が視えなかったのでわからな
      い」
→力やビリーの発言から、体重を数値化する体重計
 がアンデラ世界に存在する
ことが分かる。しか
 し、恐らく2人とも能力やハンデにより体重計のメモリを見ることは出来なかった。

5.「詳細不明」バージョン
・ジュイス… 「詳細不明」 
・安野雲… 「不明」
→2人ともミステリアスなキャラなので、体重が不明 なのも納得。

以上のことから、アンデラ世界には体重を数値化する体重計があるにも関わらず、キャラ自身が"〇〇kg"という数値化された形で体重を語ることが徹底的に避けられている

そしてその理由づけは様々であるが、どれもそのキャラクターの性格や能力・印象に合っており、読者に「う〜ん、まぁ…このキャラなら確かにそう言っても不思議ではない…」と思わせるだけの説得力を備えている。

それゆえにアンデラのプロフィールにおける体重の描写は、「具体的な数値を出さずに体重に関する問いに答える方法」の見本市のような状況を呈しており、
"キャラに体重の問いに対して答えさせるにしても、何としても数値化だけは避けたい…さてこのキャラにどう答えさせるか…"
という戸塚先生の熟慮が読み取れる。

そこで、当然のことながら
"なぜ戸塚先生はそこまでしてキャラの体重の数値化を避けたのか?"
という問題が湧き上がる。そもそもアンデラといえば伏線まみれの漫画である以上、「キャラの体重の数値化が避けられている」ということも何らかの伏線であると考えるのが自然である。

この問いに対して答えを出すことがこの記事の本題であるが、ズバリ私の答えは……






「"アンデラ世界の地球はUMA公転の追加がそのまま罰となるようにクソヤローの神によってめっちゃ軽く作られてるので重力が小さく、それゆえにキャラの体重も異常に軽い"という事実を読者に隠しつつ、伏線として残すため」

です。長い!

どういうことか、詳しく解説します。

3.UMA公転の追加に潜む神の罠

アンデラ31話が公開された際、多くのアンデラ読者が第3席の衝撃の裏切りに阿鼻叫喚し、"アンデラ"が色々複雑な形でトレンド入りを果たす中、黙示録が告げた罰"UMA公転の追加"も大きな話題を呼びました。

「え、公転っていうか、地球が渦巻き状に太陽に突っ込む軌道になってるじゃん……」

と。

果たしてこれは"公転"と呼べるのか…?という疑問を自分を含め多くの読者が抱いたでしょう。

実はアンデラ世界の地球、現実世界の本来の地球に比べて元々かなり不思議な状況にあるのです。

まず、本来の地球について見てみましょう。
(以下、雑な図が続きますがご容赦下さい)

本来の地球は、
地球自身が移動しようとする力
(地球誕生の際に渦の中で沢山の隕石がぶつかった時の衝撃が、移動しようとする力として地球に残る。宇宙空間では空気抵抗がないので地球は移動し続ける。)
と、
太陽からの引力
(地球よりも太陽の方が質量が大きいので、引力も太陽の方が大きい。よって地球は太陽の方へ引かれる。)
が釣り合うことで太陽の周りを公転しています。

では、もし仮に現実の地球がアンデラ世界のように自転のみとなり、公転しなくなってしまったらどうなるのでしょうか?

地球は移動しようとする力を失い、公転に必要な力の釣り合いが崩れます。地球はそのまま太陽の強力な引力に引かれて太陽に衝突してしまいます。

…となるはずですが、これと同じ状況のはずであるアンデラ世界の地球はどうでしょう?

アンデラ世界の地球は自転のみで公転していないにも関わらず、その場に留まっているようです。

太陽の引力に呑まれることもなく、かといって風子の隕石パワーによって移動しようとする力を得て公転を始めるわけでもないようです。

このような物理法則に反した現象を引き起こせるのは、やはりアイツ…神しかいないのではないでしょうか?

これは私の想像に過ぎませんが、きっと地球は神の不思議な力によりその場に留まりながら自転を続けているのでしょう…

それでは、ここにUMA公転が追加されると…?

UMA公転は、神の手を離れた地球に移動しようとする力を与えることで地球を公転させ(ようとす)るでしょう。

しかし、ただ地球が公転を始めたのでは"罰"とは言えません。神に言わせると、そんなのつまらない。

そこで、神はこの状況を見越して、新しい地球を創る際に地球を軽くしておきました。

そしてUMA公転が追加されると、こう言うのでしょう。

「あっ、ごっめーん☆ 公転に必要な力は全部与えたけど、ちょっと地球軽過ぎて太陽に突っ込んじゃうかもー♡ でも"太陽の周りを回ってる"から、これは"公転"だよね、嘘はついてないよ☆」

「いやぁ〜、しかし人間って面白いなぁ〜!自分の星、自分の体重がこんなに軽いとも気付かずに、せっせと重さの単位を作ってたよ…私から見れば皆1gもない蟻に等しかったので笑いが止まらなかった…」

「でも、重力を軽くしたおかげで否定者どもはアクロバティックな動きができて楽しかっただろうなぁ…生首を片手で投げたり、血を噴き出して空を飛んだりすることも、彼らにとっては何ら不思議なことでは無かったのだろうなぁ…」

神が高みの見物をする中で、"公転"を始めた地球はみるみるうちに太陽へ呑み込まれていきます。

風子が古代遺物を通して見た記憶から推測すると、以前のループでは地球に迫った太陽が発する熱でビルが溶け人が燃える中で、ヴィクトルが神と対峙したようです。

しかしヴィクトルをもってしても神には勝てず、ジュイスはアークを使ってループし、ヴィクトルは宇宙空間で新たな星の誕生を待ったのでしょう。

4.UMA公転の追加にどう立ち向かうか?

では、ジュイスはUMA公転の追加にどう立ち向かうのでしょうか?

先述の風子が見た記憶によれば、ヴィクトルはUMA公転の追加に居合わせたようなので、ヴィクトルと一緒にいたであろうジュイスも、アークの中から(?)その光景を眺めていたかもしれません。

その経験を踏まえて、今回のループでジュイスはどんな手を打つのでしょうか?

今のところ自分では

「力くんを人工衛星に括り付けて発射し、宇宙空間から地球を眺め続けさせることで公転を止める」

といった非人道的なやり方しか思い付きませんが、ジュイス様ならきっとアッと驚く素晴らしい方法でこの罰を乗り越えてくれるはずです。

今後もアンデラに対する期待が止まりません!

5.おわりに

こんなに長い記事を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

noteが初めてということや、文章を書き慣れていないということもあって読み苦しい点も多々あったと思いますが、何かの暇潰しになったのなら幸いです。

また、この考察は私自身の妄想や都合の良い解釈を多分に含んでいるので、「この人、何か好き勝手言ってるな〜」程度に思って下さい!

アンデラ体重問題に関する皆さんの考察もお聞きしたいです、ご意見ご感想、お待ちしております。

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